黒塗りの車
黒塗りの車 南風一日曜日の午後というのに駐車場には黒塗りの車が止まったままだサイドミラーはフロント側面に付いてタイヤは薄く重心は低い室内ミラーにはしめ縄飾りきみのような車がすらりといかした美人のおねえちゃんを乗せずに誰が一体乗せるというのだろう子どもながらに一体どうすればあんなきれいなお姉さんを恋人にできるのだろうと不思議に思ったけれど美人のお姉さんや黒塗りの車のその後は知らない美人のお姉さんや黒塗りの車に乗っていたお兄さん二人が何をして暮らしていたのかも知らない知っているのはいつも新しい黒塗りの車が出てきて車から出てくるお姉さんは美人でスタイルがよいお姉さんをエスコートする男は小綺麗なスーツを着ているなぜいつの時代も同じ取り合わせなんだろう? (詩集の宣伝)詩集「異国のお姫様」(南風一著)を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ