南風一の世界

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• ささやかな希望

  　　ささやかな希望　　南風一きみとの最終目標が何だったか？そんなこと分かるはずがないきみと　もっと会いたかったきみと　もっと話したかったきみと　もっとデートしたかったきみを　もっと見つめていたかった今から思えばささやかな希望なぜそんな簡単なことができなかったのかな （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/19

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• 蛍光灯

  　　　蛍光灯　　南風一キッチンの蛍光灯が切れたので新しいものと取り替えた家が建って１３年になるから蛍光灯も寿命だったのだろう一口に１３年と言っても小さかった子どもたちが皆　私より大きくなったくらいだから随分長い年月だったに違いない今度蛍光灯が切れる頃は私は還暦子どもたちは就職して父親になっているころ （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/19

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• 出会い

  　　　出会い　　　南風一　午前６時に家を出て高速道路をすっ飛ばして子どもを試験会場まで送ってきた子どもの試験を待つ間県の文化会館に寄ってみたちょうど中学生や高校生の吹奏楽の演奏会が開かれていた駐車した車の中で居眠りをしていると女子中学生らしき女の子たちが先生とおぼしき男性が運転してきた車から楽器を運び出していた彼女たちの一人がちょうど３０年前のきみの姿であったとしても何の不思議もないきみのようにお父さんの転勤で他県へ引っ越してそこで男と恋仲に陥らないとも限らない出会いなんてどこの馬の骨とも分からない男と女の動物的な遭遇に過ぎないきみのことなんか何も知らなかったのに一目見るや　惹かれてしまった （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/18

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• 好きなのに

  　　　好きなのに　　南風一本当はどう言っていれば良かったのだろう？２０数年前のことを今さら考え直してみたところで詮無いことさどう言っていたところでやっぱり俺はきみから逃げたのだろうしきみと一緒になる気はなかったのだろうだって一緒になったところで喧嘩ばかりしてうまく行くはずないことは分かっていた結局それを選ばなかったのかな （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/17

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• きみの名は

  　　きみの名は　　南風一残業を終えて家に向かうとき頭は空っぽなのにふと口に出している言葉がある喧嘩して物別れになったきみなのにねなぜ名前だけ覚えてるのだろう （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/16

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• 街角

  　　街角　　　南風一本当はもっと見ていたかったのに全然気のないふりをして立ち去ってしまった本当はもっとじっくり見ていたかったのに見向きもせずに通り過ぎてしまった本当は振り返りたかったのに先を急ぐふりをしてペダルを漕いでいた （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/15

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• うり二つ

  　　　うり二つ　　　南風一就職して間もない頃訪ねてきたソフトウェア会社のセールスマンを見てびっくりしたまさかこんなにうり二つがいたのか　とセールストークに相づちを打ちながら頭の中では別のことを考えていた目といい　口元といい彼女とそっくりだった職場にまできみの亡霊に追っかけられるなんて随分因果な話しだったセールスマンの顔に見入られたわけでもないがついつい商売話しに乗り気になってしまって上司から「おいおい　本気なら　責任持ってやれよ」と迫られたのでまたまた怖じ気づいて逃げたのだった （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/15

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• 無責任さと気ままさと

  　　無責任さと気ままさと　南風一家も　車も　ない妻も　子どもも　ないけれど　靴屋の前で素敵な靴を見つけたらすぐに購入した本屋で気に入った本を見つけたらバッグに溢れるほど買い込んだ有り余る時間を埋め合わせることと気ままな恋をするくらいしか能がなかった当時　定職を持った勤め人の姿が羨ましかったけれど財布の中身なんか気にする必要がなかった恋しいときだけ恋人を呼び出して公園を散歩した無責任さと　気ままさと　楽天さ若さ以外に取り柄がないことがどんなに楽しかったことか （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/14

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• 素直にきみを好きになること

  　　素直にきみを好きになること　　南風一身体を持つことが負担にならない素直にきみを好きになることが負担にならないそんなことを空気のように当たり前のことと信じ込んでいた実はそれが人生の中でそう長い期間ではないことを失ってから初めて　知った （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/13

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• 強引で厚かましくて

  　　強引で厚かましくて　　南風一なぜ二人は一緒になれなかったのかな？きみも俺も本当は答えを知っている知っていてもやっぱりなぜって　聞いてしまうきみがもう少し強引で俺ももう少し厚かましくてそれでもやっぱり一緒になれなかったのかな？二人に欠けていたものって熱意かな （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/12

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• 化石人

  　　　化石人　　南風一子どもが小さい頃にいつも持って遊んでいた玩具少し大きくなって兄弟で遊んでいたゲーム機ＣＤプレーヤー　携帯電話そして　今はバイトで買ったｉ－ｐｏｄ成長してゆくにつれ夢中になるものが変わってゆくのが現代っ子いつまでもきみから卒業できない俺なんか石器時代よりずっとずっと古い化石人もいいとこさ （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/12

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• １週間に１度だけ

  　　１週に１時間だけ　　南風一健康のために歩く人が多くなって私もなぜと聞かれたら健康のために歩くと答えているでも本当は　嘘っぱち人里離れた山奥で一人暮らせないから１週に１時間だけぶらりと散歩にでる誰にも会わないように田んぼや川沿いの道を歩く見通しのよい風景を見やりながら歩いているときみのことや随分会わない友だちのことを思い出すどうしているのだろうと思うこともあるけれど会えないことも人生叶わなかった昔の夢を思い出すこともあるけれどそんなことを考えながら歩くのもまた人生一人歩いているときだけさっきまでの私が消えてしまってただ長閑な田園風景が広々とのびる （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/11

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• 一番淋しいのは

  　　一番淋しいのは　　南風一きみはどんなとき一番淋しさを感じるかな？一人のとき？恋人に会えないとき？友だちと喧嘩したとき？それもあるだろうでも一番淋しいのは子どもの成長を見るときかなうれしいけれど子どもの成長を最後まで見守ることはできない子どもが自分を送ってくれた父の姿を懐かしく思い出すころには私は死んでいることだろう （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/10

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• ネクタイピン

  　　　ネクタイピン　　南風一出勤間際にいつものようにネクタイを締めてネクタイピンを留めようとした途端にバネが弾けてネクタイピンは使い物にならなくなったものの寿命は突然やってくる明日かも知れないし今日かも知れない若いから安全ということもない （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/08

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• 晩秋

  　　　晩秋　　　南風一年を重ねるごとにきみも俺も昔からますます遠ざかってゆくなのに　なぜかな？木枯らしが吹き始めると今にも　きみが昔の姿で現れ出てきそうな懐かしさを感じてしまうのは？本当にきみはいなくなってしまったのかな？ （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/07

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• 秋空５句

  　　　秋空５句　　南風一・文化祭　きみと歩いた　日もありや・秋空に　きみの面影　一人楽しむ・半時が　半世紀に勝ることもあり・思い出のきみは　色あせることもなく・その笑顔　今はどこの空の下 （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/05

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• １１月の空

  　　１１月の空　　南風一１１月の空の下凹面鏡に映し出された男は確かに２５年後の私かも知れないそんな奴に見覚えないと思うけれど周りには誰もいないからやっぱり俺なんだろうきみの目に映った俺はどんな姿をしていたのだろう？臆病で　照れ屋でお洒落には無関心でただ駄々っ子が玩具をねだるようにきみに恋した好きなら好きでやりようはあったのだろうけれど会おうとしない俺のことなんか忘れてくれもっと気の利いた奴から声がかかろうそんな風にしか接しない男に気紛れに電話口に呼び出されてとりとめもないことを話す何が楽しくてそんな馬鹿気た関係を続けていたのだろうそんな男に未来なんてなかったのに （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/05

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• 好きなだけなら

  　　好きなだけなら　　南風一好きなだけなら　ことは簡単犬猫と同じようにメスを見つけたら手当たり次第セックスすればいい人間様は　それだけじゃないだろもっと崇高な恋愛詩に昇華するとか恋人を唯一無二の贈り物と讃えるとかきみなしにはこの世は闇よと歌うとか　　・・・・そんな風に思っても生きてゆくために選べない恋人ってある好きだけど一緒に暮らしてゆけない （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/05

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• 適齢期

  　　　適齢期　　　南風一サザンカの種は直径７ミリから１０ミリの円球でこげ茶色をしている赤色やピンクの花びらの違いによって形や大きさは多少異なるのかもしれない大きな意味でサザンカの営みも私たちの営みも大きく変わらない実をつけて　種を飛ばし種が発芽すれば親と同じような花を咲かせる人間も愛と呼び　運命の糸で結ばれたというけれど生物学的に適齢期のオスとメスがただ合体するだけのこときみだけに　または俺だけに価値を見いだしたように思い込んでいたけれどただ生殖相手として惹かれただけのことなぜきみに惹かれたのか２０数年が過ぎてもまだ答えを見いだせずにいる （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/04

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• 菊花展

  　　　菊花展　　南風一毎秋　菊花展に行くことが恒例になって今秋も菊花展を訪れた一年ぶりになじみの名札を確かめながら菊花の美しさを観賞した１１月１日の裁定日に最高の開花を迎えるように菊を栽培するという大輪菊はボールのように厚みがなければ美しくない４鉢３列の配列は　前列から中列　後列へと背が低い菊から　高い菊へと並ばなければならない色は斜めに同じ色が並ぶように配列する葉は変色したり萎れがあってはならない何十もの難問を見事にクリアできた作品だけが内閣総理大臣賞に輝く「とても真似などできやしない」そう一人ごちながらデジカメと三脚　メジャーで大輪の玉を測りながら菊花を撮影してゆく研究熱心な老人が一人 （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/03

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• オス

  　オス　　南風一オスはメスに求愛して子どもを産ませる目的達成したらはい　さよならよと死んでゆくメスは無責任なオスに捨て置かれて孤独な余生を送るオスは極楽とんぼなのでメスが若く美しかったときのことしか覚えていない天国に昇っても若く美しかったメスの身体のことしか思い出さない （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/03

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• きみのところへ

  　　きみのところへ　　南風一自転車に乗って何も考えなければ家に着いているきみのことを考えていればきみのところへたどり着ければいいなあ （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/11/02

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• たまたまの恋

  　　たまたまの恋　　　南風一マクドナルドできみに似た若いお母さんの姿を見つけるとわたしが愛したきみは一体何だったのかと不思議に思うこんなにあっさりきみに似た人を見かけるなんてきみは一体何だったのか？たまたま出会った二人きみがきみでなくても恋したのかも知れない俺が俺でなくてもやっぱりきみも誰かを恋していたのかも知れないたまたまの恋だったなんて随分切ないね （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/29

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• 別れ

  　　　別れ　　南風一東京を離れる数日前だめもとで彼女を誘った彼女は快く出てきてくれたそれでも俺に出来たことといえば高層ビルの居酒屋で一杯やることくらい別れ際に「それじゃ」と手を振るのが精一杯で抱きしめることなんてとてもできなかったそのとき彼女が着ていたブラウスの柄を覚えているなんて暇すぎたかブラウスの向こうにある肉体を抱きたかったかどちらかだったのだろう （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/29

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• きみを選んでおけば

  　　きみを選んでおけば　　南風一残念ながらきみでは鬱屈した思いが晴れないことを知っていたそのことをきみもよく知っていたからきみは無理強いをしなかったあのとききみを選んでおけばもっと正直な人生が送れたのだろうか何もかも終わってからようやく気付いている （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/28

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• 三寒四温

  　　三寒四温　　　南風一秋は　三寒四温だから　金木犀は三度でも　四度でも花をつけるそのたびに　かすかにいい香りが漂うあら　しまった　勘違いやり直しそんな風に何度でもやり直すことはぼくらには叶わないのかな？ （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/28

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• おとなしそうに見えて

  　　おとなしそうに見えて　　南風一樹木はいつ見ても同じ高さにしか見えないのに何年かたつと二階まで背を伸ばしているおとなしそうに見えて実は芯が強いしっかり者それに比べてするするとすぐに伸びる木は目立つので簡単にばっさりと切られるどちらが損なのか得なのか分からないけれど二種類の女の子って確かにいる （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/28

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• いい恋人（ひと）できた？

  　　いい恋人（ひと）できた？　　南風一「いい恋人（ひと）できた？」帰省して電話すれば決まってきみが投げてくる質問毎度のことながらいつもうんざりそんなことより久々だしデートしようそれしか頭になかったのにきみはいつも曖昧お姉さん面して「もうおばあちゃんだから」と言いながらいつまでも電話を切らない （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/28

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• 高校生活

  　　　高校生活　　南風一高校生活は無駄だった？確かに無駄は多かった大学に受かるためだけならどうでもいい授業も多かっただろうでも次へ進むだけが目的じゃないだろ？１６才から１８才でなければ学べないもの無駄を通じてしか学べないものそんなものをたくさん学んだかな女の子にすれば勉学で忙しいときにラブレターを貰ったり好きだなんて言われて大いに迷惑だったかも知れないけど （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/26

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• 大学生の頃

  　　大学生の頃　　南風一ウィークデイの休日床屋へ行って帰りにホームセンターに寄って高木剪定ノコギリを買ってきた昼食後伸び放題になっていた庭木を剪定した大学生の頃ならこういう生活が当たり前の日々適当な時間に起き出して気ままな時間を過ごす金はなかったけれど自由があった勤め人になったら朝　気分がすぐれなくても今日は会社へ行くのをやーめたなんて無断欠勤は許されない大学生の頃なら友だちと会う約束をしていても気分が向かなかったらすっぽかしたりしたいまじゃそんなことは思いも寄らない常識人になった何もかもひっくるめてもう一度大学生のころに戻りたいそんな気はするね （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/26

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• そうありたいと望んで

  　　そうありたいと望んで　　　南風一子どもたちは携帯で彼女と話すたまに親の目を盗んで彼女を家に連れて来たりするしばらくして兄の方が静かになったら今度は弟が同じことをするそんな風に気軽に付き合えたら恋人の気持ちが分からないなんて悩むことはなかっただろう私がそうありたいと望んでできなかったことそんなことを子どもたちはやすやすとやってのける （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/25

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• 月給

  　　　月給　　南風一たかが一人のサラリーマンの月給を決めるのにそれはそれはたくさんの国の何万という連立方程式を解かねばならない誰もそんなことはできないから経営者は競合相手の水準を睨みながら適当に月給の水準を決めるだからサラリーマンの月給はいつも不足気味小さな頃は父や母が働いていることが何でもないことのように思ったところがいざ自分がその立場に立ってそれはそれは生易しいことでないことに気付いた （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/24

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• 子犬の幸福

  　　子犬の幸福　　南風一加藤周一が講演に来たのは土曜日の午後だった講堂の向こう　グランド横のテニスコートからポーン　ポーンと乾いた音が響く「あなたが熱を入れて核廃絶運動を訴えるかたわらで　そんなことには無頓着にテニスにうち興じる学生たちがいる。　そんな学生をあなたはどう思うか？」「それは豚の幸福だ」残念ながら　加藤周一の幸福が豚の幸福より勝っているという保証はない仕事帰りに空き地で子犬と戯れている少年子犬は少年がぐるぐると回るので「ガウー　ワン　ワン　ガウー」と少年の脚に飛びついてじゃれている少年には隠れた悩み事があるにしても子犬の幸福の全きことよ子犬の幸福は加藤周一の幸福より劣るか？ （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/23

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• だらしなく

  　　　だらしなく　　　南風一なんとなく身体が重い日散歩に出ても軽やかに歩けないいつもなら背筋を伸ばしてリズミカルに意識と風が溶け合って自分が歩いていることさえ忘れてしまうのに今日に限って背筋を曲げて千鳥足でだらしなく足を引きずる方が楽だった早いうちに　きみとこんな歩き方ができていたら変に肩肘張ることもなかったかな （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/22

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• せっかく会えたのに

  　　せっかく会えたのに　　南風一たまたま偶然に再会できたとき昔恋した人にはなんて答えよう？「お久しぶり」「元気だった？」それでは白々し過ぎる「あのときは　申し訳なかった」「ごめん」せっかく会えたのに未だ昔のことを引きずっているようで未練たらしいそれならなんて答えるのがいい？「変わっていないね。　これからも身体に気をつけて。それじゃ」それなら好きだったくせにやっぱり踏み出せなかった昔のままさ （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/22

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• きみに出会えたとして

  　　きみに出会えたとして　　南風一きみに出会えたとしてきみだと分かるかしらきみのことを考えていてふとそんなことに気付いたいつも思い浮かべる会いたいと思っているきみの姿は１６才のきみ息子たちがかつての二人の年頃になるくらいだからきみも俺もすっかり変わってしまっただろう今でも１６才の小娘のきみを思い浮かべている中年男なんて酔狂を通り越してちょっと気違いじみているね （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/21

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• ウキウキした日

  　　ウキウキした日　　　南風一ディープインパクトは早過ぎる引退をする種牡馬になるとはいえディープインパクト２世が凱旋門賞で一着になる日が来ないと誰が断言できようそんな希望が確かにある俺は引退したら何になろう現役時代に何一つ華々しい活躍がなかったから特に気落ちすることもないきみに恋い焦がれた日々の焦燥感もないから極めて平穏な暮らし愚かしいほどにきみしか見えなかった未熟な自分の姿がかえって清々しく思えるのはなぜだろう？これから何年生きたところできみに恋した頃のウキウキした日はかえってこない （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/20

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• 中学生の恋

  　　　中学生の恋　　南風一先天的に好きだったわけでない友だちに代わって名前を聞いたのが始まりだったそれ以来廊下ですれ違うと不思議な視線を感じるようになった朝のランニングでも妙にきみの姿が近くにあったいつしかきみの姿が脳裏に浮かぶようになってきみに恋していたそのまま終わっていれば甘酸っぱい恋だったそのまま終わらなかったけれどいつしかお互いの姿を見かけることがなくなって私たちの恋は終わった （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/19

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• きみを選ばなかった理由

  　　きみを選ばなかった理由　　南風一交差点で信号に引っかかってきみに似た若い女性を見ていた確かに違う選択はあっただろう船を乗り間違えたかなという気もするきみを選んでいたとして今の俺がどれだけ違っていただろう？横断歩道を歩く女性がきみであったとしてきみを選んでいたとしても横断歩道を歩く女性は存在した日本のいたるところに横断歩道を歩くきみに似た女性がいよう俺がきみを選択していなくてもやっぱりきみに似た女性は歩くそして俺がきみを選ばなかった理由を問うてくるそんなこと聞かれたって分かるはずないのに （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/19

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• もう一度

  　　もう一度　　南風一冷え込んでまた暖かくなってぼけた金木犀がもう一度花を咲かせるようにあら勘違いもう一回やり直せばいいわそんな風に気やすく元に戻れたらどんなにかうれしいことか （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/19

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• 別れてから

  　　　別れてから　　南風一きみが電話をかけてくるなんてどんな風の吹き回しだろう別れてから　１年半が過ぎてもう俺のことなんか頭の隅から消えてしまったと思っていた世の中には６年があっという間で１年半が長すぎることだってあるきみと別れたあと色んなことがあったもう後に戻れないことだってあるさよならきみのことは忘れない （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/18

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• きみを好きなこと以外に

  　　きみを好きなこと以外に　　南風一好きなはずなんだけど分かり合えないことってあるよねおれはもっときみに近づきたいきみは逃げてばかりきみは急いじゃいけないというそれなら何が揃ったらもういいのだろう？きみを好きなこと以外に （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/17

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• 出会った頃

  　　出会った頃　　南風一そうは言っても楽しいときはあった隣り合って顔が間近に触れ合うくらいのところにきみが立っていたきみと瞳が合ってどきりとした日もあった見下ろしたきみの頬の美しさに思わず固唾を飲んだ日もあったそんなこんなの出来事も互いに何のかかわりもないときは自然のままでいればよかった二人が話す機会もなく自然に会えなくなっていたらきみも俺もとっくにお互いのことを忘れてしまっていただろうそれが幸せだったのかも知れない楽しいときは　いつまでも続かないもっと互いに理解し合いたかったけれどきみはますます遠のいてゆくばかり分かり合えない二人がいるってこともあるなぜかな？出会った頃は　あんなに楽しかったのに （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/16

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• 「なぜ私なんかを」

  　　「なぜ私なんかを？」　　南風一きみは「なぜ私なんかを？」と聞いたそんこと自分で分かっていたらきみからとっくにおさらばしていたきみは欠点だらけとても許せるわけがないでもきみを忘れられなかったばかげた妄想で何年浪費したことか死ぬまでそんな日々が続くと思ったから俺はきみからおさらばしたしようと思えばできるものだと感心したでも　きみの気持ちを弄んだのが俺だったと気付いた （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/15

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• どこか空の下で

  　　　どこか空の下で　　　南風一俺は偏屈だからきみを見せびらかしたりしない人前できみに話しかけないきみとは手をつながない一緒に歩かない好きと言わないだからきみがもし車に乗っていてどこか空の下で目深に帽子をかぶり着流しの服で一人スタスタ歩いている男を見かけたらそれが俺だ好きな女に好きと言わず好きとも言えずアホな男は何のために生まれてきたのやら （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/15

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• 返信

  　　　返信　　　南風一なぜそんなところにやってきたのか知らない小川の縁に荒れた家があったもう随分になるから　家もそんなになるのだろうと思った年輩の婦人と老婆が現れて私が来るのを待っていましたという婦人の方は彼女の姉で　老婆の方は彼女の母親だろうか彼女の面影がないこともない彼女は忽然と消えたので　どうしたのだろうと思っていた彼女が消えた模様を話してくれた老婆の話を聴きながらそうか　彼女は連れ去られたのか可哀想なことをしたな（てっきり彼女は結婚したものと思っていた）彼女は連れ去られて死んだのかもしれない・・・・気がついたら　目が覚めていた （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/15

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• 一つくらい

  　　　一つくらい　　　南風一金木犀が互いに相談し合ったわけでもないだろうに家の庭から　垣根から公園からいっせいに香る一つくらいへそ曲がりがいて冬に咲いてもいいんだけどな （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/14

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• 香り

  　　香り　　南風一香りが悲しいってそんなこと　あるかな？金木犀はいい香りそれが悲しいなんてそれはあなたの頭がおかしいせいよ （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/09

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• きみの前に

  　きみの前に　　南風一きみは電車のどこかで俺が目を凝らしているはずといつもそう信じていたかも知れない俺はきみが立っていないことをいつも祈っていた俺はきみにどう接していいか分からなかったきみと一緒に歩きたかったけどその先が分からなかったなぜかな電話の中ではあんなに楽しくおしゃべりできたのにきみの前に立てなかった （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/08

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• そんな日も

  　　そんな日も　　南風一世界を敵に回しても恐くないそんな日もあったきみが私の思いに応えてくれた日 （詩集の宣伝）詩集「異国のお姫様」（南風一著）を発売しました。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキングへ

  2006/10/08

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