雨粒のフロントガラス
雨粒のフロントガラス 南風一台風の雨の中を車を止めて待っていた見覚えのある犬を連れた若い女性が傘を差してやってくる肌は白く袖のないブラウスの肩口から胸元から腋の下にかけて白い素肌が覗くフロントガラスの雨粒に紛れて顔は少々見えずらいけれど美人であることははっきり分かるもう1ヶ月前のことだろうか散歩の途中に川渕ですれ違ったことがある身体が茶色で足が白の犬きみの姿が余りに神々し過ぎて犬の姿だけ見遣って(きみを正面から見ることもなく)立ち去った今回は雨粒に煙る車のフロントガラス越しだったから俺には余計無関係に見えた (詩集の宣伝)「どこにでもある光景」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング