うららかな春の休日
うららかな春の休日 南風一たとえば春の休日きみは何をして過ごしていたのか不思議だった(今から想えば 家でテレビを見たり 母親のショッピングに付き合っていたのが関の山ということは 想像がつく)当時は 自室で俺のことばかり考えているのではないかと本気でそう信じ込んでいたその頃きみから俺に連絡してくることは一切なかったから出会って35年が過ぎてきみから連絡してきたことには甚くびっくりしたきみはまだ俺のことを憶えていたからましな方だったのだろう今頃手紙を出したり連絡を試みようとしても多分俺のことは忘れてしまって「え どなたでしたっけ?」というリアクションが待っている女性もいる彼女の方はすでにOLだったけれど休日のデートに呼び出せばすぐにやって来た友人の父親の車でドライブへ行ったのは楽しかったなあ (詩集の宣伝)「どこにでもある光景」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ 詩が良かったと思う方は人気blogランキング