セルゲイ・ポルーニン
先日の「不思議の国のアリス」の余韻、未ださめず。私はクラシックバレエにはほとんど行かない。メインの女性ダンサーがお姫様で、サブの男性ダンサーが王子様。お姫様を王子が救うお話と振付(←すごい思いこみ)・・・男性ダンサー好きには興味がないのです。ところが。これは逆。特に最後。バリバリと独りで逞しく荒々しく踊る女王。自分の無実を訴えるジャックはやわらかく可憐。むしろアリスがりりしく見えるくらいだ。そして、アリスとジャックのストレートラインステップ(違)。ジャックのセルゲイ・ポルーニンはあまり大柄ではない。アリスのローレン・カスバートソンがトウで立つとほぼ同じぐらい。でも、だからこそ。この二人の一体感が「アリス」にはぴったり。ユニゾンやシンメも美しいし、最後にハート型をつくる振付セルゲイは、男性としては最年少の19歳でロイヤルバレエ団プリンシパルになったとか。華のある存在感。恵まれたお顔立ち これもダンサーの大事な才能でしょう。http://www.youtube.com/watch?v=s0ydPNxuvMsところが、今年1月にバレエ団を退団7月の来日公演には代役が決定しているではないの。http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/13-4.htmlうーん、弱冠22歳。これからどうするのかしら?「アリス」は来年に日本に来るが、ジャックが違うダンサーであれば、観に行ったところで同じ感動は得られない気がする。いつか彼が来日するならもちろん観に行きたいけれど、プログラムやパートナーに恵まれないとも限らない。はぁぁ。舞台って「一期一会」だね。