カテゴリ:夫とその家族
私はディノの実家に行くとき本を持っていきません。 義弟(3男)のコレクション(写真上)から漫画を借りるからです。 (本当はあんなにたくさんある「本」を借りればいいのですが、滞在中に読み切れないと思うし、やっぱり骨休めになるものにしたいので・・・。) 義弟の許可を得て(形式上だけど、一応マナーよね)いつものタンタンを探そうとしたら、「スピルゥ」という漫画本が目につきました。 一見普通の漫画(こちらの漫画本は大きめで、表紙が絵本並みにしっかりしている)なのですが、私の目をひいたのは、そのぶ厚さです。 日本だったら普通かもしれないけど・・・・こちらでは尋常じゃない!! 中を見ると色々な漫画があります。 (たいてい2~8ページくらいの長さ。) ディノに聞くと 「『スピルゥ』っていうのはいつもホテルマンの格好をしている男の子、そう、この子なんだよ。 雑誌『スピルゥ』のタイトルはこの漫画からとったものだけど、中には他にもたくさんの漫画が集まっているんだよ。 (そういえばこの号に関していえば、タイトルは「スピルゥ」だけど、表紙にいるのは「ブル・エ・ビル(Boule et Bill)」という別の漫画のキャラクターです。) で、定期的に発行されていた雑誌「スピルゥ」を何号分かまとめて再発行したのが、この本な訳」 だからこんなにぶ厚いのね・・・。 興味本位で、タンタンの代わりにこちらを借りてみる事にしました。 私が可愛いと思ったのは、私が読んだ号の目玉にもなっている「ジュール・エ・セザール・ル・テレマニュス(Jules et Cesar Le telemanus)」というもの。 キャラクターもいい味出しているし、いかにもパリジャンっぽくブキニスト(古本屋)の前を歩いたり、 いかにもおフレンチなレストランに入ったり なかなかお洒落です。 ストーリーはあっさりしたものだけど起承転結がしっかりしています。 (他の漫画には、読みきりにも関わらずストーリーが曖昧なものも混じっていたのですが・・・。) さすが目玉作品!! それに対して、漫画にはあまり興味がなかったというディノが気に入っているのは「Les plus belles histoires de l'oncle Paul」。 (直訳すると「ポール叔父さんの最も美しいお話」になってしまう・・・「よいお話」でいいのかな?) なんだか歴史をモチーフにしたものが多いみたい。 一番右下のコマに、話し手の「ポール叔父さん」が居ますね。 う~ん・・・悪いけど読む気しないわ。 でも「ポール叔父さん」の漫画はまだいい方で、時々全然好きになれない絵柄の作品もありました。 私どうも、フランスの漫画が合わなくてね・・・。 この本にはその他にちょっとした読み物もあります。 たとえば「サーカスの歴史」など。 「ペンパル募集」のコーナーもあり、投稿しているのは全員が13~16歳の男の子たち。 それにしてもこの本古くさいなぁと思って発行年月日を見てみたら最初に出たのが1970年、この様に数号組み合わせて再出版したのが71年だと分かりました。 これってコレクターアイテムなのね!!! ・・・・大切に読まなくちゃ。 さすが70年代初めだなと思うのは、こんな絵柄のカード(点線で切り取る事になっています)を目にする時です。 あと、こんな宣伝とか。 (これはコインのコマーシャルみたい。) 実は特別に面白かった訳ではないのだけど、その古臭さも合わせて微笑ましかったのでアップしてみました。 クリック投票していただけると嬉しいです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.28 05:13:15
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