テーマ:最近観た映画。(40112)
カテゴリ:その他の映画(今世紀)
ジュリアン・シュナーベルの「潜水服は蝶の夢を見る」は、フランスでは 去年の3月に公開されていたのですが、今年監督部門と外国語作品部門で ゴールデングローブ賞を受賞し、アカデミー賞とセザール賞にもノミネート されていた(*注)のを受け、先週水曜からパリの幾つかの映画館で 再上映されているので、観てきました。 (*注 今月22日には、マチュー・アマルリックがセザールで主演男優賞を受賞。) デプレシャンの「そして僕は恋をする」(1996)は気に入っているけど、 ここ数年になってなぜか主演のマチュー・アマルリックがあまり好きでは ない私。 そして、役者さんの顔の見分けがヘタな私。 (さすがにこの映画に出てくる女優さん達は個性様々だったので 大丈夫だったけど・・・それでも何度かとまどった瞬間があった為、 ストーリーが混乱してしまいました。) こんな状態だったので細かい部分までは見尽くせなかったのだけど、 それでも観てよかったです。 映画は、脳梗塞で倒れたジャン=ドミニク・ボビーの、左目以外の全身が 麻痺して以降の日々を描写しつつ、彼が実際にまばたきで記した作品 「潜水服は蝶の夢を見る」の世界を、様々なジャンルの映像と音楽で華麗に 表現していました。 中には「クリップみたいだなぁ」と思わされるところもないではなかったけど、 まさしく映画館で観るにふさわしい作品です。 (でもDVDも欲しいかも・・。) また、個人的な話だけど、今年に入ってから義母が一時的に入院していたり、 実は数年前に友人が同じ様に倒れた事があったので(不幸中の幸いで 今は一応仕事に復帰しています)、余計に健康や生命の重みについて 考えさせられました。 私がこの映画を観に出かけた理由には、実はジョニー・デップが 褒めていたからというのもあるのですが・・・もしも最初の予定通り彼が 出ていたらどんな作品になっていたのでしょうね? マチュー・アマルリックよりもジョニー・デップで観たかったというのも 本音ですが、ELLEの編集長に起こった実話がベースの作品なのでこれで 良かったのだとも思います。 観にいくか迷っている人が居たら勧めたいし、サントラを買いたいなとか、 夫に本をプレゼントしようかなとか思わされる映画でした。 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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