ちいちゃんのかげおくり
これ、好きって言うわけではないんですけどね。。今娘が授業でやっているところで、毎日音読の宿題をしています。私も、一通り読んでみましたが、考えさせられました。戦争中のお話。お父さんが出征する前の日に、親子4人で墓参りに行き、その帰り道お父さんから、”かげおくり”を、教えてもらいます。それからは、お兄ちゃんとちいちゃんは、毎日のように”かげおくり”をして遊ぶようになりますが、爆弾投下が激しくなり、外では遊べなくなり、そして最後は、その空襲のせいで、ちいちゃんはお母さんとお兄ちゃんと離れ離れになり、そして、餓死という形で人生を終えてしまいます。ちいちゃんの、最後の言葉、「おなかがすいて、体が軽くなったからお空を飛べたんだわ。」という文が、胸を締め付けられました。小さな小さなちいちゃんが、お母さんやお兄ちゃんと離れ離れになって、防空壕で日々を暮らすのは、どれだけ辛かったんだろうと。。。宮崎駿さん監督の”ほたるの墓”も、あの幼い兄妹の最期もやっぱり餓死でした。きっと、戦時中、戦後、こうやって、たくさんの子供たちが親と死に別れて食べる物もなく、お腹をすかして死んでいったんでしょうね。。。私にとってこのお話は考えさせられることが多く、胸が締め付けられるようなお話でした。娘にとっては、どうだったのでしょう。何か、残るものはあったのでしょうか。心の中のことまでは、さすがに分かりませんが、この”ちいちゃんのかげおくり”の他に、学校図書で戦争中のことが書かれた物語を借りてきていました。戦争はいけないこと。恐ろしいこと。たくさんのことを学んでくれたら良いのですけれど。。。ちいちゃんのかげおくり【新品】DVDアニメ 火垂るの墓