地震の報道について思うこと
昨日は、朝から頭痛がひどくて寝込んでおりましたw決して被曝とかではないので大丈夫です。今日の内容は、ちょっと批判的なところが出てしまうのですが…今回の、「東北地方太平洋沖地震の報道について思うこと」です。皆さんもご存知のとおり先週の金曜日、管理人の住む東北地方一帯は、M9.0を震源とする大地震に見舞われました。管理人の住む山形県は、およそ1日の停電で済み、被害も太平洋側と比べるとあまりまりませんでした。しかし、一つ山を越えた宮城県では、想像を絶する世界が広がっています。電気が復旧して、今日までテレビの報道を見ていて思ったことなのですが…「報道の仕方がひどすぎる」この一言です。復旧してすぐは、そんなこと何も思っていなかったのですが、日曜の午後そして月曜~ と、各局の報道を見ていると頭にくることばかりです。まず一番、腹が立ったのは、「被災地の情報が的確に流れていないこと」です。実際、被災地に一番近い県民として思ったことなのですが、役に立つ情報が40%しかながれていないと思いました。月曜日以降の話が中心になるのですが、東京の各系列のキー局(日本テレビ・東京放送・テレビ朝日・フジテレビ・NHK東京放送局 ※テレビ東京系列は無いので…)から放送されるニュースの大半が、首都圏の交通情報・停電情報ばかりだったんですよ。これには、かなりの怒りを覚えました。まず、岩手県の釜石市の方にしても、宮城県の南三陸町の方にしても、ほしい情報は首都圏のことでなくて、被災地のことだということなのです。正直言うと、被災地の人は首都圏の交通情報を見ても、100%役に立ちません。むしろ電力。携帯の人ならば、充電のムダです。そのほかにも、食料品・燃料・その他の報道でも、首都圏が中心に映っていますが、一番困っているのは、東北地方なのだということを忘れてほしくありません。また、避難所からの中継でも、映っているのは大半が外と、これまた意味がない報道です。お笑い芸人のサンドウィッチマンのお二人も言っていますが、安否が分からず不安な人が見たいのは、避難所の中なんですよ。もしかしたら、たまたま映った映像に、「安否不明の親戚が映っていた」なんてこともあるので、そういわれています。また、東北地方の太平洋側の情報ばかり流れていますが、日本海側の情報も流してほしいところです。宮城県や福島県で被災した方が、どこに避難してくるか皆さんは分かりますか?もちろん、地元の避難所に来る方もいますが、隣県に避難してくる方もたくさん居ます。実際、管理人の住む山形県では、いまそういう状況になっています。昨日も、県内の全市町村に、避難所が設置されました。また、県で一番南に位置する(すなわち、福島県との県境)米沢市では、福島の原発から逃れてきた300人以上の人たちが避難してきました。そのような形の方が居る中で、日本海側の情報が入れば、少しでも山形・秋田に避難しやすくなるわけです。自分のグチも混ざってしまいましたが、これからの報道ではこの辺をしっかりやってもらいたいところです。実際、山形県はあまり被害の情報も無く、「大丈夫でしょ」なんて思われがちですが、街中では、ガソリンスタンドの行列が1kmにも及んだり、スーパーから保存食・パンなどが消える。さらに、コンビニなども商品の品薄で休業に追いやられています。スタンドの行列には、山形ナンバーだけでなく、宮城・福島・岩手ナンバーも居ます。しかし、山形県は関東に一番近く、空港も生きている。さらに、宮城・福島のとなりなどと、東北の復興の中心になっていかなければならない県なので、このくらいで弱音を言っていられません!とにかく今は、「頑張ろう東北!」です!サンドの伊達さんのブログの記事にもありましたが、「東北をなめるな!」です!