4.5 鏡ダム きらめく村
水道山で、にわか雨に遭いリベンジを期した近所の公園で犬に振り回され疲れているのに、選挙カーがうるさいので・・・・・そうだ、鏡ダムに逃げよう!>Google MAP「山高み 見つつ我がこし桜花 風は心に まかすべらなり」と紀貫之は詠んだけれども、わたくしは山へ行く。原チャリで(笑)平成の大合併で「鏡村」は「高知市鏡」になったけれど高知市との境には今も市町村境の標識がある。予算の都合で(高知市も財政逼迫してるから)残してあるのか?でも、わざわざ(旧)と貼るところに、「鏡村」のプライドを感じる。画像からすると、とんでもなく山奥で、遠そうに見えるけど我が家からは7~8kmほどだったりするので原チャリの法定速度30km/hで走っても大して時間はかからない。なんたって、この先、信号が1個もない(るんっ♪) ↑ カーブちうい。崖にガードレールが所々なかったりするけど(怖)歩行者どころか対向車なんか滅多に来ないんだもーん♪なので、原チャリで道の真ん中を堂々と走る(笑)空気がひんやりしてくると、FMらぢおが入らなくなる。ちょっと困惑するけどそれもまた、村のいいところだと思う。(あえて「村」と呼ばせていただく) さんそん診療所役場*前に残る「鏡村」の痕跡に、またプライドを感じる。 *現在は市役所の鏡庁舎だけど、皆「役場」としか呼ばないし 路線バスの停留所も「役場前」のまま変わっていない。高知市民の水を確保するために村を沈めた鏡村が今また高知市に組み込まれたことに罪悪感を覚える。そこへ、通りかかった小学生が突然「こんにちは」と頭を下げた。さも当たり前のように、にっこり笑って、こともなげに挨拶をする。ああ、なんて、なんて、日本の原風景なんだろう・・・・・なんてことを考えながら役場を後にして、ダムへ向かうとさすが、土佐鏡湖公園、誘惑の道(ドライバーちうい) 春爛漫♪梓弓 はるの山辺を越えくれば 道もさりあへず 花ぞ散りける(紀貫之:古今和歌集)高知市の水源「鏡ダム」がある高知市鏡地区では毎年4月第1日曜日に、ダムの下で「桜まつり」をやっている。行きたかったけど、天気が悪くて、花もまだだったので断念。今日ならきっと咲いているだろうと、来てみて正解。いざ今日は 春の山辺にまじりなむ 暮れなばなげの 花のかげかは(素性法師:古今和歌集)今年の桜まつりは、まだ咲いてなくて淋しかったのがその日に降った雨のおかげで、翌日一気に咲いたそうだ。温暖化の影響か、妙な天候が続いて、桜も大変。祭りには来られなかったけど、会場は川を見下ろす公園になっていて、お花見客がシートを広げて宴会をしていた。宴会客を避けて谷の上にかけられたウッドデッキに出ると踏むたびにギシッと音を立てて凹むのが、怖い、怖い(笑)でも、そんなことより驚いたのは、この広場の上にある中学校と幼稚園がダムと隣接していたこと・・・・・地図では知ってたけど、まじまじ見ると、ちょっと驚く。普段何気なく使っている水道水は、こういう犠牲の上に供給されてるんだってこと、忘れちゃいけないよね。で、中学校の隣にあるダムに行ってみると。 桜色のビーズ。光る湖を見ると、ダムも悪くはないかもしれない、とも思う。この水の下に、どれだけのものが沈んだか考えなければ、だ。 数年前にコケた所。道にはたくさん桜を植えてるのに、水面近くに桜がない。それを見ると、、やっぱりビミョーに切なくなる。水に沈めたもののためにも、桜を植えたのかもしれないね。鏡村の探検日記は始まったばかり>続くのら♪たまには1ページで簡潔に終わらせろよ>ぢぶん(爆)おみやげ壁紙サムネイル画像クリックで壁紙画像が開きまーす(1023x768px)文字リンククリックでアルバムページが開きまーす(FLASH)華の褥鏡川山里の春出迎える華※本日の逸品 ケサラ~&パサラ~福の素ストラップ