悲しくてやりきれない
何かしてないと自分を保てそうになかったのでお通夜・告別式を手伝わせてもらうことにした。葬儀に参列なんて、とてもできそうにないから緊張感で涙を流さずに済む方法を選んだ。お通夜には友人たちが何年かぶりで大集結し口々に「こんな集まり方はしたくなかった」と嘆いた。できれば、告別式を週末にしたかったのだけれど遺体の状態がよろしくないので、平日葬儀。平日の日中の告別式に参列は難しいと思いきや皆さん、事情を繰り合わせて、大勢来てくださった。愛されてるよね、彼女。涙で見送られる彼女は、幸せな大馬鹿野郎だ。喪主様のご好意で、お骨を拾わせてもらった。最後まで見届けないと納得できそうになくて斎場に行ったけど綺麗な骨を拾いながらも、悪い夢を見てる気がした。長い付き合いだったのに、裸の付き合いはなかったから今年は一緒に温泉旅行に行こうって言ったのに裸を通り越して、骨の付き合いしちゃったよ。彼女を焼いた煙が混じった空気を吸い煙の微粒子が地に落ちると土になり、雨に流れやがて水道から出てくる水にも混じるだろう。それでも、彼女のいない世界には慣れそうにない。頼むから、冗談だと笑って、立替5000円を返してくれ。1日1クリックありがとうございますの。※本日の逸品 ビルマ産最高級本翡翠 女性用数珠