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丁寧な暮らし

丁寧な暮らし

2020.10.29
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カテゴリ:おしん
竜三が、有明海での干拓に失敗して、満州に渡るため、鳥羽にいるおしんと雄に会いに来た。

おしんは、竜三に、鳥羽にいて一緒に暮らそうというが、

竜三は、満州に渡って自分たちの土地を作るんだ、という希望に燃えていた。

おしんが佐賀県で姑からひどい扱いを受けたのをみていた竜三は、

どうしても自分の土地がほしいと思ったのだ。

翌朝、おしんがいつものように浜のセリに参加していた、

雄を連れた竜三が、それをみていた。

おしんは、セリで落とした魚を台車に載せて行商を始める。

重い台車を押すおしんに竜三が

「いつも、こんな重いのをひいてるのか?」

「そうよ、そうしないと安くお客様にできないもの」

そういってこともなげに台車を押すおしん。

竜三は、満州に行くため、おしんと雄と途中で別れた、

おしんが、お客さんと話しながら魚を売っていく様をじっとみる竜三。

雨が降り、すげ笠をかぶって、雄を台車の上に載せ、山道をいくおしん。

ところどころの家でとまり、おしんは、元気に魚を売っていく。

その姿を満州に向かったはずの竜三が後ろからみている。

おしんが懸命に働いている姿に、思わず涙する竜三。

途中でおしんが雄におやつをあげていると、後ろから声がした。
「おしん、大変なんだなぁ、魚の行商ってのは、、こがん、きつか仕事とはおもわんたいやったとね。」
竜三だ。
「これやらなければ食べられないと思ったらね、みんなやってることだから」とおしん。

竜三が自分の働きを認めてくれたのがうれしかったおしん。

「これではたらける、あんたが迎えに来てくれるまで一生懸命働く勇気出た
 あんた、安心して満州いってください。」

すると、竜三が
「やめたと。満州へはいかん。おしん一人に苦労はさせられん、手伝うよ。おいも、
 魚屋ば、やったいね」
そういって、雄を抱っこする竜三だった。
おしんは、竜三が魚屋をやるといったことが信じられなかった。


 大嫌いな竜三が、まさかの鳥羽来訪、、
 黙って満州いけばいいものを。
 嫌な予感はしたのだ、、。
 で、結局、満州いきはやめて、おしんの魚屋を手伝うことに。
 「おしん一人に苦労ばって、、」はぁ?
 どの口が言ってる?
 だいたい、竜三と一緒になってからおしんの苦労は始まるのだ。
 おしんは一人で働いているときが一番幸せそうだ。
 伊東四朗の父ちゃんといい、この竜三といい、佐賀の舅といい、腑抜けな男ばかり。
 いい人は、
 ガッツ石松、渡瀬さん、あとはじいくらい。

 やっと佐賀の鬼婆から離れたのに、、竜三がきたら、
 浩太さん(渡瀬さん)との復縁もなくなる、、。

 竜三はたまにいい人そうだけど、だまされてはいけない。
 根は甘ったれなのだ。





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最終更新日  2020.10.30 10:06:34
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