禁煙・離煙、最終回。
おはようございます。今日も雨ですね・・・ガーデニングには不向きな陽気です。朝から、PCに向かっています。さて、8月1日から始めた離煙(禁煙)大作戦。ついに終了です。これから離煙(禁煙)を考えられている方、この日々の記録を参考になさって下さい。私は、禁煙する理由も特に無かったのですが、なんとなく、広告につられて自分を実験台にして、離煙に挑戦してみました。広告は本当で、禁煙する気の無い私が、本当に禁煙できました。このパイプがあれば、いつでも禁煙できると言うことが、自分の中で証明されたわけです。もう、いつでもタバコを再開しても良いのですが、値上がりもしたことだし、せっかくの離煙ですから、もう少し続けてみようかと思っています。私の場合、完全に禁煙ではありません。今でも、土日には、家にキセルがありますので、午前に2回、午後に2,3回ほど、キセルを吸います。葉っぱはわずかにしか入りませんので、5,6回吸っても紙巻きたばこ1本になりません。つまり、土日に約1本ずつ吸っていることになります。ウイークディは、完全に禁煙。タバコを含む喫煙具は、もう、持ち歩いていません。吸わなくても全く平気です。タバコの支配から、完全に逃れることが出来ました。完全な禁煙・・・丸1日タバコを吸わない。これがきつかったです。生活習慣を変えたため、自律神経が狂い、頭痛や胃痛に悩まされました。ニコチン中毒は無くなっていましたが、長年の習慣を変える方がきついのです。水を飲む、深呼吸をする、飴をなめる・・・なにをしても、タバコのことが頭から離れません。水を飲みすぎて、吐いてしまい、深呼吸をしすぎて、めまいで倒れそうになり、アメやミントのなめすぎで、味覚障害や胃痛が起きました。完全禁煙中、タバコの良いところが次々と浮かんできます。百害あって一利無し・・・タバコのみには、百利あって一害無し??こんな無理な理屈まで思いついてしまいます。タバコを吸えば、寝起きスッキリ。タバコを吸えば、食事もおいしい。タバコを吸えば、名案も浮かぶ・・・自分に都合の良い理由が、グルグル頭を巡るのです。まして私の場合、全くの健康体で、タバコをやめなくてはいけない理由がないのです。医学的理由もないし、受験や勝負事の願掛けも無し、禁煙に成功してもご褒美も無し。ですから、余計に苦しかったのです。完全禁煙、2日間がきつかったですねぇ。でも、その2日をクリアすると、3日め、うそのように一気に改善されます。全く平気になってしまうのです。吸わなくても平気、吸っても平気。どうでも良くなってしまうのです。これには、驚きました。本当にタバコをやめてしまうのだろうか?精神的にちょっと不安定になりますが、間も持つようになってきます。知り合いは、流行の禁煙外来に通っています。これも、効果があるそうです。効果の秘訣は、飲み薬。ニコチンを認識しなくなる薬だそうです。タバコを吸うと、ニコチンが体内に入ってきます。そのニコチンは、脳に働きかけ、覚醒作用をもたらします。脳から、ドーパミンが体内に放出され、タバコをうまいと感じるのです。タバコを吸っても、ニコチンを認識しなくなれば???脳はニコチンを検出できず、ドーパミンを放出することもありません。つまり、タバコは、ただの煙になってしまいます。吸っても吸っても、すった気がしない(ドーパミンが出ない)。タバコもお線香もたき火の煙も、一緒になってしまうわけです。これを学習することで、タバコから離れさせようと言う仕組みなんです。ただ、脳には記憶が残っています。タバコ=覚醒=気持ちよい=おいしいこの記憶を求めるのですが、脳は結果が出ずに、イライラするそうです。その昔、おいしいラーメンを食べたとします。記憶に、そのおいしさが残っているわけです。その味を求めて、日本全国のラーメンを食べ歩くのですが、どうしてもその味にたどりつきません。いくらラーメンを食べても満足できない・・・こういうフラストレーションに、うち勝たなくてはならないのです。ある意味、離煙パイプより、きついかもしれません。禁煙外来の患者さんが一番恐れることは、薬の終了です。薬の終了と同時に、ニコチンと脳が結びついてしまうので、他人の煙でも、記憶が蘇ってしまうからです。薬が効いている間に、記憶を封印できるかどうかが鍵となるそうです。最後にタバコをやめて良かったこと、私の場合2つあります。1,火の心配が無くなった。 あれ? 火、ちゃんと消したっけ? この心配が無くなります。2,持ち物が少なくなった。 ポケットが軽くなり、変わりに老眼鏡がラクラク入っています。さあ、禁煙を目指されてる方、頑張って下さい。2日間、この2日間を乗り切るかどうかです。