電力不足、夏場は?
東北地方太平洋沖地震の影響で、東京電力区域で大幅な電力不足が、起きて、当分の間、解消しない。夏のピークは、計画停電では乗り越えられない。対策としての、サマータイムや、深夜の電力削減策は意味がない。鍵は、昼間(12時-17時)の電力消費を、大幅に削減することにある。西日本(60ヘルツ地域)に、どの程度の余力があるのか?今は、原発は、順次、停止させるべき、状況だから、ないと考えるべき。それでも、実施可能な諸策を積み上げるべき。家庭に協力を求めるのは当然だが、確定値とするのは困難だろう。深夜料金を値下げして、昼間料金を値上げする手は使える。工場には、24時間稼働を求める。行政指導で、確度を上げられる。稼働率のピークを、深夜に移し、昼間は、稼働率を最低にする。自家発電装置を持つ施設は、昼間のピーク時に、自家発電する。中小企業などには、昼休みを、12時から15時までにするよう、要請する。大企業グループは、グループごとに、休日をシフトする。これにより、事務部門などの昼間消費ピークを、抑えることが、可能となるだろう。テレビ放送、大規模店舗は、昼間の、13時~16時まで、休業する。地デジを活かして、昼間はワンセグだけというのも、かなりの効果があるはずである。問題は、受信側の消費電力なのだから。今、深夜放送を取り止めているが、送信電力は節減できるが、深夜では、全く意味がない。啓蒙効果は、あるかもしれないが。津波対策の確実性を確認する為に、他の原子炉を、順次、停止させるべきである。これも、諸策に含めねばならない。供給を増やす為に、原発を火力などの転換を検討する。防災ダムに、水力発電設備を造れないか検討する。これも、諸策に含めねばならない。恐らく、このままでは、来年の夏も厳しい。円高で、観光客の流入を抑制し、逆に、海外へ観光に、留学に...リタイヤ組は、長期滞在で...当然、国内経済は停滞する。電力消費とゴミ生産は、経済のバロメーターである。