ヒトのiPS細胞から、超省エネCPUを作り、AIを動かす!?
AIを動かすハードウェアは、人間の数ほど作られるのだろうか?AIを動かすと、脅威的に電力を使用し、膨大な熱を発生させる。生成AIは十二分にトレーニングさせないと使い物にならない。1個の大規模AIを学習させるには、10GWの電力が必要という。人間の脳は、これに比べて劇的に少なく10ワット程度とも。この”秘密”は、まだ解明されていない。現代物理学的には、情報処理量や体内代謝量から見積もると人間は瞬時に蒸発!?”秘密”が解らないなら、そのまま借りてしまおうという発想だが、実用化への道は険しく遠いようだ。TDKでも、 AI処理の消費電力増大を解決する技術として、「ニューロモーフィックデバイス」の研究開発を進めている。それは、電気的に模倣したアナログ素子で”スピンメモリスタ”と呼ばれる。電子的処理なので、エネルギー消費は99%ほど減るだけだが、実用化への道は、既存技術の集積だけに前者ほどには険しくない。この春、米国のNVIDIAが発表したところによれば、新しい素子を使った装置では、2兆個のパラメータ数でリアルタイム生成AIを構築および実行できるようになるという。その装置に搭載される2000個のGPUには、1個あたり2080億個のトランジスタが乗っかっており、装置の消費電力は”4メガワット”で済むそうである。「藻緯羅の庵」の関連日記 IBMがIC用[電子血液]をデモ↓ cocolog-nifty.com/moira/2016/03... 培養脳細胞が,[Pong]を学習↓ cocolog-nifty.com/moira/2022/10...参考にした記事↓ wired.jp...finalspark-neuroplatform[楽天ブックス]AIに意識は生まれるか [ 金井良太 ]2,200円