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♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2013.05.13
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かの有名なモナリザの肖像画についての番組を、先日『世界ふしぎ発見』でやっていました。番組の公式HPは《こちら》です。

この番組のメインテーマは、もう一枚あったモナリザの肖像について解明することで、おおもとのルーブル美術館にあるモナリザの秘密に迫れるのではないか、というものでした。

その内容も、わたしにとって、とても興味深いものであったのですが。

それとは別に、この番組の最後の頃の、現代のさまざまな研究者の方たちのおはなしから浮き立つモナリザ像のほうに、私はとても関心を持ちました。



Mona_Lisa,_by_Leonardo_da_Vinci,_from_C2RMF_retouched.jpg



それを一言でまとめたら、「ダビンチの、個人的な母親像を超えた、ダビンチにとっての普遍的母親像が、このモナリザである」というような、見解でした。



背景が、生まれ故郷であることとかは、その普遍的母親像の、より延長線上に、存在することになります。

先日の、東京星図めぐり牡牛座地区の時も、みごとなくらいに「説明爺」が登場しました。地元で生まれて育った、という方でした。

この「説明爺」のしくみも、モナリザの背景が、生まれ故郷であることと、同じことのように思えました。

ダビンチも、生涯この絵を手放さずに、加筆し続けていたのだそうです。

特に男性で年を取るにつれて、この土地神さまのような女性性・女神性と、パートナーシップを結ぶ人は、多いのだそうです。その一つのパターンが「説明爺」であるらしいです。

東京星図めぐりで、体感できるものは、この土地神さまのような女性性・女神性でもあるので、私にとっては、モナリザの絵は、「東京星図めぐりを芸術作品にしたらこんな感じ」、ということになります。

ダビンチのモナリザは、わたしにとって、新たな特別な一枚となった感じがします。



それでさっそく、ネットで、モナリザの絵を探し、コピーしてホワイトボードに貼ってみました。

でも、気がついたのですが、モナリザの絵は、あんがい、テレビ画面やパソコン画面と、相性が良いかもです。

サイトから印刷したものは、紙の上にインクで定着しますが、液晶画面は光の画面です。この光の画面と、モナリザの絵は、とても相性が良いように思えました。



番組には、精神科医の香山リカさんも出演されていましたが、このモナリザの微笑を精神科の立場から分析して、このように、笑っているのか悲しんでいるのかわからないミステリアスな表情の時、人はその時の自分の心をいろいろと映し出して対話することができるのだそうです。

絵画とは、と言ってしまうと、とても大げさなことになってしまいますが、私も自分で個展を開いたりしていた時、いろいろな方が見に来てくださったわけですが。

その時に、私の絵を見てくださっている、方々と接する中で、絵画とは、ほんとうに、鏡だなぁと、思った記憶があります。

どの絵も、みんな、見る人にとっての鏡であるわけですが、モナリザのような絵は、その鏡の度合いが無限大のような、そんな感じなのかも知れません。



このモナリザの絵は、パラレルワールド的に、たくさんの要素が、重層的に重なっていることがわかりましたが、その層のひとつには、聖母マリアも含まれているでしょうね。象徴としては、拡大解釈的に、それらは重なり合っていますからね。

時に、慈母のようでもあり、時に、ぞくぞくっと怖さも感じる。

この絵はほんとうに、不思議な絵です。

じっと見ていると、聖母マリアの時代や空間をも、はるかにワープして、もっと彼方にまで、かんたんに誘われてしまう絵ですね。





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Last updated  2018.08.06 16:41:40
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