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♪アトリエえんどうまめ 今季洋の日記。

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2018.09.05
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メアリー カサットが1897年に描いた『ベッドでの朝食』という絵画です。メアリー カサットは、情愛豊かな母子像を描いたことで有名な、アメリカ生まれの女性です。





母と子の日常の一コマが、写実的に描かれています。あたかも母と子の肌のぬくもりや息遣いが伝わって来るような描写です。

母と子の肌と髪の色以外は、シーツや服の色に白色が使われていて、その白色が画面の大部分を覆っています。

この場合の白色は、母子の存在が持っている「普遍性」や「神聖さ」を引き立てています。また、無垢なイメージも醸し出しています。またその白い布は、シルク素材のような質感の表現がされていて、上品さを際立たせています。そのことによって、女神性までもが感じられるようになっています。

この絵画の中では、おおよそ、そのほかの色彩としては、天王星位置の壁と金星位置のチェストにグレーが使われているだけとなっています。つまり、ここに描かれている二人の人物の髪の毛や肌の色以外は、モノトーンに抑えられていますので、そのことが、この母と子の健康的な肌の色を生き生きと引き立てています。

画面中心の太陽位置には、ちょうど母親と子ども二人の胸が重なっていて、この二人の心と心が一つになっていることがわかります。画面中心の太陽位置には、描かれた絵のいちばん大切なものが配置されることも多いので、この一体感や結び付きが、絵のテーマであることがわかります。

題名にある「ご飯」を食べているということは、生きるということにつながる行動です。母から子への命のつながりを通して、生きることへの愛が讃えられている絵画となっています。





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Last updated  2018.09.06 09:32:36
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