[環境問題]の記事一覧 | ももりん

終夜灯

今日実家にいます。実家は市街地にあるので、周りにアパートやマンションが数多くあります。窓から見ていると夜中でも通路や階段に灯りがついています。一方、センサー付きのライトを玄関や庭先に付けている家があります。窓からぼんやりと外を見ていたら終夜灯の電気代が気になりました。アパートやマンションの通路や階段の灯りをセンサーつきのライトにするわけにはいかないのでしょか。もし可能ならば電気代も安くなるし、地球にも優しいと思うのですが…昔読んだ推理小説では「普通、パリのアパートの廊下の電灯はスイッチがあり、つけても2～3分で自動的に消える」という説明がありました。とても合理的だと思います。防犯上明るくしておく必要があるのだと思いますが、センサーつきのライトでも問題ないと思うのですが…

地球にやさしく

今朝のテレビニュースで金沢の町でライトアップをしていると言ってました。ライトアップされた夜の景色を目当てに来る観光客も多いとか･･･このニュースを見てきれいだな、見に行きたいなと思う人が多いのでしょうか。私には電力の無駄遣いに見えてしまいました。オイルショックやバブルがはじけたとき、原発が点検でストップしたときなど、節電が叫ばれてライトアップの自粛が行なわれたもののいつの間にか復活しています。のど元過ぎれば･･･ということでしょうか。私もいろんな電気器具に囲まれて生活しています。節電などと言える立場ではありません。でも、ライトアップと聞くと素直にきれいだなとは思えないのです。-------------------------------------------------------私の実家の近くの川では毎年夏に灯篭流しが行なわれます。実家にもお寺から申し込み用紙がきます。この灯篭、流したあとはどうなるのかずっと気になっていました。各地で流し雛があったというニュースのときも雛がどうなるのか気になっていました。このまま海まで行ったら海洋汚染になるのではないかと一人心配していました。数年前に下流に網を仕掛けて回収すると聞き、少し安心しました。でも回収したあとはやはり焼却処分でしょうか。----------------------------------------------------------レストランで食事をするとき、あるいは自宅で食事するときキャンドルの灯りを楽しむことがあると思います。昔はキャンドルが好きでクルスマスの時期などかわいいキャンドルを買い求めました。でも今はキャンドルって嫌いなのです。大学時代に実験台の上に蝋燭を並べて窒素酸化物の測定をしました。思いの他、窒素酸化物が多くでました。勿論、ほかにも二酸化炭素等も多く生成します。せれ以来食卓にキャンドルというのが苦手になりました。ガスコンロの火もストーブも、もちろん煙草も窒素酸化物は出ます。でも、食事のときに目の前に蝋燭があるというのがどうしてもダメなんです。------------------------------------------------------大手企業などでは女子社員はお茶くみではないとして紙コップを使って自分でいれるというところが増えているそうです。それはわかりますが、資源の無駄遣いに思えます。米のとぎ汁が海水の富栄養化につながるとして、研がずに炊ける無洗米を勧める自治体もあると聞きます。------------------------------------------------------何が地球に優しいのか、優しくないのかわかりづらい世の中になってきました。油を流せば水が汚れ、固めて燃やせば空気が汚れる･･･地球にやさしいって何なのでしょうか。

単位

昨日の新聞に魚介類における水銀の蓄積についての記事があった。特定の魚介類だけを食べずにいろいろな種類の物を食べたほうがいいと言う内容だった。新聞をもとに夫とそもそも水銀はどこから来たかと言う話になった。自然界には微量だが水銀は存在する。しかし、水銀を含んだ産業廃棄物の海洋投棄も一因ではないかというのが我が家の結論である。最近の事情はわからないが昔は総量規制ではなく濃度で規制されていた。この濃度というのが曲者で実態がわからなくなる。ここに5グラムの塩があるとして、水に溶かして100グラムとすれば5％の塩水になる。塩は2.5グラム以下までとなればこの塩水の半分までということになる。しかし、2.5％以下となれば水を100グラム足して薄めればOKとなる。実際水銀濃度が基準値以下のものは海洋投棄されていた。さらに問題とされていたのは有機水銀であって無機水銀はこの限りではなかった。しかし、無機水銀はいつどこで有機水銀に変わるかわからない。これは一例であって環境基準というのはあっても意味のないものもある。数年前、近所に残土の投棄があった。残土の投棄について行政に問い合わせたところ、耳を疑う結果だった。条例で年間の投棄量が決められているがそれは平方メートルであった。「立方メートルの間違いじゃないですか」「いえ、平方メートルです」「････」つまり、トタンなどで囲いを作って高く積み上げればいくらでも捨てられるということになる。投棄量を平方メートルで決めるなんて馬鹿なことをと思ったが、これは総量と濃度の問題に似ていると思った。抜け道を用意した上で規制するというのは業界と政界の癒着を疑われてもしかたがないのではないだろうか。このような問題は身の回りにまだ沢山あると思う。このようなカラクリを見抜くためにも賢くありたいと思う。

ももりん

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