もりきっちゃんのひとり言

[ギョ・ぎょ・行？（＾＾；）] カテゴリの記事

全27件 (27件中 1-27件目)

1

• 

  高野山

  　お一日に、ベテル師匠以下スターエンジェルのスタッフで高野山に行ってきました。先週の長雨が嘘のように快晴快晴。　　　　　　　　　　　　　　　　　　始めは、赤不動様へ。かなりな浄化モードです。光明真言いっぱい唱えてるうちに汗が出てきた、暑っつ！お昼を食べた後で、奥の院へ。歴史好きの私は、初めて来た時は「あっ豊臣秀吉が！、浅野家や、前田家！」と走り回ってたのですが、いやいや、もう大人気ない事しないわ（*^_^*）いつも思うのですが、奥の院はやっぱり違うワ。お大師様の前で手を合わせていると、時間を忘れてしまう。平日だというのに、やはりたくさんのお参りでした。初高野山のメンバーもいたので、壇上伽藍へ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　中の五知如来様の前でも　しばらく居させてもらいました。ベテル先生曰く、龍脈の流れの場所にあるんでしょうね。とってもバランス、流れの良い気持ちの良い場所、文句無しですワ。帰りは、くるっと回って(?)丹生都姫神社へも連れて行ってもらいました。なんとな～く、これからも良い事があるといいなぁ。そう思った帰り道、やっぱり出た彩雲　でも、その後の夕陽があまりにもでっかくて美しすぎて、　　変な地震雲のようなのも相俟って、ちょっぴり不安な予感。久し振りの野外での一日。山から下りたら、首相がまた辞めるって。なんじゃそら。

  2008.09.03

  コメント(0)

• 

  熊野二日目

  翌朝、那智のお滝へご挨拶。駐車場へ行く車が多いなぁ、って話してると、こちらも青岸渡寺の落慶日でした。 前回、この那智大社で先生にお参りのやり方を教えて頂いてる最中、奥駈けの一団がほら貝の音を響かせてやって来ました。山伏さん達と白装束の皆さんの足元の泥汚れに、なんか「凄い」と感動した覚えがあります。お滝までの苔むした道は、いかにも熊野古道やなぁと 飛瀧大権現！　遠くから見ても、また傍に行くと一層凄い！さて、前回は機を逸してしまった神倉神社へのお参りです。「凄いよ～」と噂には聞いていたものの、鳥居から見上げて「あ」と口が空いてしまいました。源頼朝寄進の鎌倉積みの石段やそうです。ここは熊野大神が最初に降臨した地です。 かなりエライです。「皆さん、私の事は放っといて(￣□￣;)」と思いつつ、なんとかゴトビキ岩まで辿り着きました。圧巻！凄いです！さすが熊野、ゴン！って感じの迫力です。(←ゴンって(^^;)ゴトビキ岩のすぐ傍で奉祀をあげました。感無量です。(＾-＾)　振り向くと熊野灘が眼下に見渡せます。帰りがこりゃまた大変です。雨の日には絶対ご遠慮したい！　途中から「横に女坂があるよ」という事で周ってみましたが「もう何年も誰も通ってないやろ」と思うような道無き道で、これまた大変でした。速玉神社　皆さんがお供えをしたので、若い神職さんが境内で由緒などを丁寧に説明してくれました。一生懸命(？)な謎掛けも交えて(^^;)次にお参りしたのは阿須賀神社です。名前も初めて聞きました。ゴトビキ岩に降臨した大神の最初に祀られた熊野発祥の地だそうです。境内には竪穴式住居趾などもあり、古い古い地だという事がわかります。徐福伝説もあります。 時間に余裕があったので、花の窟にもお参り出来ました。イザナミ様だと言う巨岩です。前に来た時は、むわぁ～と言う程の女性性のエネルギーを感じたのですが、今回はもっとさっぱりとしたような感じです。こっちの方が好き。とっぷり暮れた山道を頼りにならない「ナビ江」(なぜか女性)を無視して、先生の生ナビで渋滞にもはまらず無事に帰り着きました。念願の熊野詣でが出来て、風呂敷バッグをネットショップで販売する話や、タロットの教室の話なども頂いて、土星も獅子座を抜けた事やしボチボチ活動期か？　と予感のする帰り道でした。

  2007.12.04

  コメント(4)

• 

  熊野へ

  　先日の夕陽は、神在り月の出雲での行だあったんですが、実は10月に念願の熊野への行に行ってました。　何年前やったか、野外ワークで熊野へ行った時、今の先生が急に「もりきちさんにお参りの仕方、教えろって言うてはる」「え？」　『誰？誰が？』　「あ、あ、ありがとうございます」　ってとこから始まったご縁。それ以来の熊野です。ありがたい。朝早く大阪から奈良方向へ。先ず、丹生川上神社下社へ。　水の神様秋なのに春の木漏れ日のような日差し　　拝殿はすごーい階段状になってます。神武東征の折に天香具土でもってカワラケこさえてお祭りしてって、あの場所ですね。雨乞いでも有名です。清らかな水の聖地って感じです。そして、天河神社、天河弁才天です。映画でもありましたね。とっても不便な場所ですが、結構有名なスポットです。吉野・高野そして熊野へと、古代から丹の採れる鉱脈沿いに人とエネルギーと龍脈と、全ての流れがあったんでしょうね。　　　　　　　　　　　　大銀杏はまだまだ、色付いてませんでした。そこからまたまた南へずずっと下って、熊野の奥宮と謂われる玉置神社へ。在り難い事にまたまたお祭日の当たったようで、山伏装束の方やら出店やら、賑わっていました。　　参道は緑の光で　　　　さすがに厳つい拝殿。これ、拝殿裏に　「マムシ草」というそうで。えっちらおっちら、中腹の玉石社まで登る。体力の衰えを感じるわ。この玉石社の囲いの中の石は、ほんのちょっぴり頭を出しているだけで、どれほどの大きさが地に埋まってるのか分からないと言う御神体です。神武天皇がこの石の上に神宝を置き勝利を祈ったので玉置と名付けられたらしいのです。役行者や空海さんが修行をし、吉野熊野の行者の奥駆けの場所でもあり、本当に山深いところです。古代より皇室の尊崇あつく行幸し･･･と聞くけど、ここまで来はるとは、昔の天皇は行者並の体力やったんやね。我らは文明の利器、車に揺られて急ぎ本宮へ　　　夕暮れ近くてピンボケの石段を上がれば、八咫烏の大きな幕がお出迎え。オシムJAPANのサポーターではありません。（でもご回復祈ってるよ！）このキャラクターのせいか、以前より軽いノリのような気がする。そして大斎原へ。明治の水害で流されるまで、この大きな河原に本宮はあったのだそうです。私は初めて。夕闇せまる頃ではありましたが、私的には好きな場所でした。自然な匂いがする。とっぷり日も暮れて、今夜のお宿は「熊野川温泉さつき」公共の宿という事でしたが、綺麗し清潔やし、皆さん優しいし、平日やからか空いてたし(^^;)　行の旅やというのに、こんな有難い(嬉しい)こってええのかしらん（＾＾）風呂上り、ホールでお土産物を物色してると可愛いポスター発見！「クマの鼓動？」って可愛い熊がドキドキしてる（＾▽＾）ナイスな熊野古道でドキドキがいっぱいですわ。

  2007.12.03

  コメント(8)

• 

  出雲行、でも出発は宮島

  恒例の出雲行。今年は宮島から出発です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　朝６時に宮島口の船着場集合でしたが、船は７時15分始発。前の晩から寒気がしだした(運転手クンのはずの)ダンナは後ろの座席で毛布に包まったまま。同行のユニせんせが1日中走ってくれました。ｍ(_ _)ｍ申し訳ないっす。晴れた朝の空に自由に飛び交う雲達が宮島までの海を繋いでくれてる感じ(^^)　 　 　朝一の拝殿には誰も観光客が無く、先生以下10人で祝詞を思う存分奏げさせて頂きました　ダンナは熱をおして、初めての宮島をうろうろ。あちこちでパチリ！　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　お土産屋さんが開く間も無く、取って返して中国地方縦断。山越えしながら出雲へ。途中、奥出雲の辺りで高い所からクルクル回って降りて来る「おろちループ」って橋があったり(けっこうスゴイ)、曲がりくねった坂道から振り返ると紅葉の山々が重なっていて、素晴らしい。南米で暮らした経験のある同行の彼女が「ペルーや、ペルーや！」(^^)　　とっても急いでいたので写真は無しデス。　実は高速の降り口を一つ間違って、遠回りしてしまったんやけど、そのお蔭でまたまた新立ち寄り先を発見。「ん？日本初之宮？」運転者のユニせんせの猿田彦鼻がぴくぴく(決して形が似てるのではありません。彼女はとっても美しい)　後ろの車の先生は暴睡中やったけど、起こして訊いてみると「ここ、探しててん！」と大感激。古事記にあるスサノオ様がヤマタノオロチ退治後この地に至り「吾此地に来まして我が心須賀須賀し」と仰り、この地に宮を造ったという「須我神社」がここ。ここであの「八雲立つ･･･」の歌を歌われたということで、和歌発祥の遺跡とあります。近くにあるという盤座には行く時間がなく、次回と言うことに。　祝詞をあげる前から、先生が「うわー、ここすごいわ、ええわぁ」を連発。鈍感な私も、腰辺りがぴくぴく、膝がカクカク。男前やわー、と思う。 　その後、いつもの如く八重垣神社、熊野大社、神魂神社と回って「すだじい」へ。此の場所は５年まえ初参加の時に発見(？)した宇宙からのエネルギーを感じるパワースポット。毎年行く度に違った感じがしてたけど、今回は特に変。なんか暗いっちゅうーか、元気が無いというか。先生も、いつもは駐車場から見ているだけなのに、今回は樹の元まで行って、やっぱり変だと。銀杏の黄金の広場はやはりエネルギーが強くて、ハイな気分になるけれど「すだじい」がなんとなく沈んだ感じ。　　　　　　　　　　　　　 　先生達とじっくり眺めていると、今までと違って大きな注連縄がばっくり口を開けた大蛇のように樹自体を締め上げているように見えた。なんとなく、その注連縄が本来の樹の精霊をご神木という名前の下に縛り付けているような気がした。本当は、もっと自由に近くの子供達と遊んだり、色んな精霊達と交わったりしたい樹なんちゃうんかな？　私達が隣りの黄金色の広場で踊りたくなるみたいに。　ヒトは、「神様やから」と線引きをして敬い奉る振りをして、ご利益を願う。私達が、樹や自然から頂くばかりではなくて、互いの尊敬の元に気が交わりあう事で、樹も自然もヒトも喜び共に育つのではないかいな？　　大好きな須佐神社の大杉。初めて来た時には、朝の暗がりの中で見上げて手を触れ「あなたのようなヒトでありたい」と願ったのに、頑丈な柵が設けられて近寄れなくなっていた。傷つける人が多いからやろって。悲しい。　先生のひいたおみくじに、「神気は頂くものではなく自ら発するもの」と書かれていた。先生のように神気を発することなんて出来ないのはわかってる。でも弱い私でも私なりの弱い神気が発せられるなら、少しでも樹や自然たちと交わらせて元気を互いに交わす事ができるやろか。その為にも自分がしっかり元気でおらなあかんナ。　その夜は出雲駅前のグリーンホテルモーリス泊。ビジネスホテルながら大浴場もあって寝巻き(？浴衣)にスリッパ履きで行ける。各階に加湿器や空気清浄機や色んな種類の枕やら置いてあってサービス満点。朝食もバイキングで和洋食べれてしかも安かった。(＾-＾)　ダンナはマッサージをやってる南米帰りの彼女にマッサージを受けてぐっすり眠れて元気回復。やっと運転手クンに戻った。　朝イチの出雲大社、日御碕神社、馬木不動尊、須佐神社、佐太神社、能義神社(初)へ回る中で、ときおり激しく雨が降ったりする。　そして、ここも初参加の時にすごいご縁に導かれて行った万九千神社へ。すこし小止みの雨の中到着すると、なんと５年目にして初めて扉が開かれていて私たちを迎えて下さった。感激やぁ(＠＠)　祝詞をあげて振り返ってみると雨も上がり、空を見上げると、彩雲！　　　柔らかな色合いに包まれた大きな天使の羽が、空に広がっていた。今年も無事に過ごせました、ありがとうございました。　　　　　　　　　（ー人ー）パンパン　

  2006.12.04

  コメント(12)

• 今日のお滝の学び

  　今日は、生駒のお滝の日。　毎月の事なのに、今回はすっごく時間が経っている様な気がした。体はデロデロしてるし、小豆島から帰って来てからずっとジュリゴン一家が泊まっていて、だんだんイラついてきてるし(^^;)　　　　　　　　　　　　↑　母としてあるまじき思いなんやろうな。でも、昔から言うではないか「孫は来てよし、帰ってよし」　だらだらママに喧嘩をふっかけそうになる自分を外に放り出すべく、早めに外に出た。放ったらかしになってた郵便局・銀行を回って、梅田で文房具屋さんへ。本屋・文房具屋・雑貨屋巡りをすると単純に自分の世界に浸れる私は、安上がり。夏らしい金魚の封筒を買って、もうご機嫌さん(^-^)　すぐ傍のご飯屋さんは、お釜で炊いたような美味しいご飯の店。大きなおにぎりに目刺しが二匹。小さな器に塩鯖やお漬物やひじきの煮物が入ってお味噌汁付。お洒落なお店の空間にジャズが流れて「あー幸せ」　お滝では、気合を入れて順番を待ってる間に、すっかり疲れてしまったような気がしてたけど、前回より頑張れたように思う。始めはどうしても冷たさに負けて、声が出にくいけれど徐々に大きな声でお経も真言も最後まで、自力で唱えられた。上出来かな。夏の暑さの御蔭か。　帰り道の話、同行の白タヌキさんのブログにもあったが、つらつらと考える。縁があって、その人にひっついた霊だから一緒に出来る人が行をしてあげる、というのも一つの手やな、と。でも、本来その人に憑くべきではないものなら、交通整理ではないけれど、本来学ぶべき人の下へ帰るように諭すのが本道であろうな。その、本来学ぶべき人が機会を失う事にもなるし。　自分の前にくる全てを引き受けるというのは、確かに、出来る事ならやってあげたいし、そう言うと格好ええし優しい仏様みたいやし。でも、それを全て自分で抱えた時、昇華し切れるとは思えないし、それは逆に、一つ一つの霊に対し不誠実ではないか？と考える。絶対量の問題かな？　自分で自分の体調まで管理できないほど抱え込んで、それが初めてならしょうがないにしても、毎回誰かの手助けをアテにするのは、違うやろって思ってる自分がいるし。　こんな考えやから、お不動さんみたいやって（家族にまで）恐がられるのかもしれん。でも、謙虚に出来る事しか出来ないと言い、「ご自分でやりなさい」と、嫌われても言う。これは性分やな。　帰り道、大きな赤いちょっと妊娠中みたいなハーフムーンが西の空に見えた。子供の頃は、あの赤い月が恐かった。なんやったんかな。自分の中からじょじょびじょヴぁー、じょびじょヴぁーと良くない物が溢れ出るような気がして。今日は、少し、違って思えたナ。　

  2006.08.03

  コメント(2)

• 

  七夕の夜、生駒の滝

  なんとなく雨の上がった七夕の夜。織姫は彦星と会えたのだろうか。　七夕は節の変り目、という事で、気分を変えたくて、去年の暮れにジュリゴン一家が越してくると言う時に 仕舞い込んだ私の石達を床の間に並べ出してみた。　　　　　夏なので、伯母さんに貰った桔梗模様の麻の帯を解いて敷いてみた。大きな石は主に経済的な事情が許さないので(^^;)　ちっちゃな握り石ばっかり。ちまちまと紙をほどいて･･･　手前に熊野の海岸で拾った自然石を並べて･･･、暗いから裏鬼門にあたる隅っこに岩塩ランプ置いて･･･、そうそう、百均の籠に竹炭入れて、お、ええ感じや(^^)･･･、ええーい右っ側も暗いなー、籠目繋がりで梅干用のザルでも置いてやれ･･･　なんて、やりながら半日。大物さんのリンガムと水晶占い用の水晶玉だけお水で浄化したけど、あとの子達はまた今度、ネ。ぼちぼちと語らおう。(^-^)　江戸時代の昔は７月６日の夜が七夕の夜やったらしい。その夜は久し振りに生駒の滝。終わった後で先生が「あ、綺麗な月」って振り返ってはったぐらいやから、織姫彦星はデートを楽しめたかもしない。　帰り道、生駒の滝は初参加の人が多かったので色んな話をして下さった。神様や仏様へお参りする時はあまり願い事を言わない方が良い。生駒の聖天様とかは、元々たたり神やったそうな。仏法に帰依し、願い事は叶えて下さる仏様になったけれど、その願いが叶った後、きちんとお礼をしないとメッチャ怒りはるらしい。(>_

  2006.07.08

  コメント(12)

• 

  門戸厄神

  　　　ご縁があって、門戸厄神に行って来た。　うちのダンナは縁日好き。子供が小さい頃は、正月の初詣から十日戎、一週間後の厄神さんと、夜店の梯子をしに行ってた。　　今なら、「厄神さんて神さん？お寺やから仏さん？」って疑問を持つんやけど、その頃の目当てはとにかく露店やから、たこ焼き・焼きそば・ベビーカステラ・コルク鉄砲・輪投げ三昧　めっちゃ、寒いから、金魚すくい・ヨーヨーはやりません。（＾_＾；）　こちらの厄神明王とは、愛染明王と不動明王が合わさったお姿だとか。嵯峨天皇が厄年の時にそのお姿を夢で見て弘法大師空海に話し、空海さんが彫った仏像だそうな。三体彫って、一つはこの門戸厄神（東光寺）、一つは高野山天野明神、一つは石清水八幡宮に納められてるらしい。　秘仏で見ることは出来ない。とっても呪術的要素が強いのでは･･･という情報もあり。（ーー）　お参りしてておでこ辺りが肩こり（？）になりそうな気がする。　祭りの時には何度も行ってるけれど、気が付かなかった。本堂の裏に通路があり、厄神明王の社とお不動様の滝場を発見！　ここはちょっとビリビリ、どきどきした。　ふーん、何回も来てて気が付かなかったけど、厄神さんはナカナカに濃い～い所。　でも、ちょっとおもしろいかも。（＾＾；）　帰り道、振り返れば、甲山の頭が少し見える。なんか、行っとくべきかな、と思った。　西宮から神戸の東側辺りは、六甲メガリスゾーンと言われ巨石遺跡っぽいモノが点在する不思議な地域。色んなエネルギーが封印されてるんやろーな。ちょっと怖いような楽しみなような。　で、帰って来てしばらくすると、「え？雨！」　ザァーーーー、結構今でも降ってます。　良かった、朝早くお参りしといて。（＾＾)ｖ

  2006.06.17

  コメント(4)

• 

  神戸十三佛参り　結願

  　最後の一ケ寺を参ってきた。兵庫駅の浜側、能福寺。兵庫大仏のあるお寺。左の木の上に大仏様のお顔が見える。 　本堂の前にはピンクと白の梅が満開　 　入り口から英語で案内が掲げられていて、いかにも神戸らしいな、と思っていたら、幕末通訳として活躍したジョセフ・ヒコ（浜田彦蔵）が英訳したという我が国初(らしい)の英文碑があった。神戸港に降り立った外国人達が兵庫大仏を見に来るので、寺の縁起を説明したのだそうな。 なるほど、「ワンさうざんど　か　もっと　アゴウ」と書いてあるみたい。＾＾； 　こちらの縁起は古く伝教大師最澄が唐での留学を終え和田岬に上陸した時、地元の人が堂宇を建立して、教えを願ったのが始めだそうで、伝教大師最初の教化霊場となっている。後、平清盛公はここで剃髪し入道され、京都で亡くなった後も遺言でここのお寺の住職さんが全遺骨を持ち帰り、ここが唯一の墓所だそうである。平家滅亡後、全焼。再建されたが、昭和20年の神戸大空襲でまた全焼。今の本堂は京都東山の月輪御陵にあった月輪影殿を九条家より拝領されたもの。上品で美しい。　　　　　　　　　　　　　　　　　 こちらの大仏様の元々は、明治の豪商が寄進したもの。奈良・鎌倉と合わせて日本三大仏とされていたらしい。が、敗戦間近の金属回収令で大仏様にも赤紙が届き、市民1万5千人が血判を持って陳情したにも関わらず赤いたすきを掛けて出兵(解体供出)されたそうな。　なんかなー。今となってはマンガのような話やけど、仏様まで潰して戦争してたんやなー。　今の大仏様は、平成３年に再建されたもの。阪神淡路大震災も切り抜けて、優しい慈悲の微笑みを落として下さってる。　おおきに。なんとかお彼岸までに十三佛様、参らせて頂きました。（-人-）　　この冬最後の寒波が来た、雪の合間の青空を見つけてカメラを向けてたら、知恵蔵がＨＡＴ神戸に寄ってくれた。地震後に出来た新しい街である。 　「人と防災未来センター」　防災の為の何かが色々されてる場所？　ガラスばりで美しいんやけれど、これ、地震がきたら危なないん？ 　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　 　さぶくって、人っ子一人いない、港まち神戸。旅の友、知恵蔵よ、ご苦労はん。お彼岸には、じーちゃん、ばーちゃんの冥福を祈ろう！

  2006.03.14

  コメント(4)

• 

  イベントの合間に十三佛参りPART２

  　　　　　　　　　今日は、良いお天気やった。｢大きな龍が二匹と小さな龍がいっぱい飛んでる｣知恵蔵が、｢え？！｣　　　　　｢いや、そんな雲が・・・｣写真は、まるで雲のおたまじゃくしか、大きな龍の精子(そんなん龍にあるのか？)　右上にほのかに彩雲が見える。　　　　　　　　　　摩耶山上から、神戸の街と明石の海越しに淡路島が見えた。　美しかった、けど疲れたのでお寺の写真はまた今度。

  2006.02.18

  コメント(8)

• 

  神戸十三佛参り

  知恵蔵と一緒に神戸十三佛参りを始めた。　うちの一族は代々子供が少なく、知恵蔵も　子供の無かった、祖父の伯父の家を継ぐべく養女として籍に入ったのだが、一人息子と結婚した為に、養父母となった大伯父夫婦の位牌を今度の春のお彼岸に永代供養することにした。　十三佛参りとは、各年忌を司る仏様を御参りすることで、最後の年忌まで供養した事になると言う。せめてもの供養にお参りしよか、と誘って、私もうちの祖父母の為に納経帳を用意して同行する事にした。　ちゃんとしたサラリーウーマンの知恵蔵は予定が詰まってるので、私一人の三十六不動参りのように呑気な旅ではなく、車で一気にお参りである。とりあえず初日の目標は六ケ寺！　まずは遠くからと、押部谷にある性海寺。５番目にあたる地蔵菩薩様をお参りする。小雪がチラついて来た。あ”～、さぶい　;;(--);;　　 申し訳ないが、さびれてはる。お堂も大きくきっと昔はご立派やったんやろうなー、と思う。でも、どなたもいてはらへんし。お隣にある福智院に行くと真っ白な僧衣を来た住職さんがとても味のある字で納経帳を書いて下さった。弘法大師様の御生涯｢お大師さま｣という漫画本も下さって、私達が入り口を出るまで　寒いのに見送って下さった。やっぱりお寺さんは、かくあらねば、って感じの人やった。次は、櫨谷にある如意寺。とてもとても工事中である。 出てきたご住職を見てびっくり。次男の高校のPTA会長である。地元だとこう言う事もあるのね。(--；) 次は伊川谷の太山寺。こちらは立派な石畳の参道が続く。お庭も手入れが行き届いている。本堂は国宝。拝観料も要る、なるほど。お次は名谷の転法輪寺。一番のお不動様。　ナビに任せてたら、｢目的地付近です。音声案内を終了します。｣　えぇ～、どこにお寺があんねん！(￣□￣)！　こんなんばっかり。　不要なグルグルがすごく多い。お願いやから、矢印看板の一つぐらい立ててよ。お堂の横に十三佛参りの赤い幟が立ってるので、かろうじて分かるくらいやもの。本まで出てるんやからもっと盛り上げようよ。　　お次は垂水区多聞台の多聞寺。仁王門がご立派。ここら辺りが多聞っていうのは、多聞寺のご本尊様が毘沙門天様やからなのね。さあ、急げばあと二つ回れるかしらん。　と思っていたら、案の定、須磨への２号線渋滞にはまってしまった。明石大橋の根元のド迫力に喜んでいたら、昔と変わらん逃げ道の無いこの渋滞。どうにかならんのか？　お寺は４時門限が多いのよ、急げ～！　須磨離宮の傍にある須磨寺は、骨董市が開かれていたらしく業者さん達がまだ大勢いて後片付け中やった。すべりこみセーフ！　で納経帳をお願いして、阿シュク如来様にお参りする。こちらは石仏の五智如来様の中にいらっしゃる。　目標の六ケ寺は回れた。走行120km。場所は○○谷ばっかりやな。　須磨寺以外は、参拝は私達だけ。　こんな寒い日に来る人はないか。　　　きっと春になれば、太山寺などは花見の観光でも賑わうんやろうな。　観光地であり、色んなエネルギーが絡まりあう京都とは違う、古代を感じる奈良とも違う、街中の人のエネルギーが溢れる大阪とも違う。　場所や仏様のエネルギーを感じると言うよりは、供養のためにお参りをしようという、我がの心意気を確かめるお参りかな。(＾＾；)　ま、純粋といや、純粋にお参りできてええかも。

  2006.02.06

  コメント(2)

• 

  とりあえず、おわり

  　出雲は、熊野大社が、無茶苦茶美しいエネルギーで、きらきらやったり、佐太神社で皆の祝詞が一緒になってすごく良かったりしてんけど、日にちが経ってしまってはどうにも、臨場感が欠けてしまって、ダメ。　で、とりあえず、可愛くて載せたかった美保神社の鯛の写真だけ載せて、終わりにする。　これ　　で、正面は　　　　めっちゃ、かわいいーー　o(*ﾟ∇ﾟ*)o　ね、ね。　それはいいが、ジュリゴンママと昨日から険悪ムードでいやになる。　孫を挟んで一番多い揉め事なんやろけど、ジュリゴンを怒ったのが「ひどい」と言って、連れて出て行って以来、あまり近づけようとしない。私も気が悪いから、喋らない。向こうも一度も話さないし、顔も見ない。　あーもう、邪魔臭いわ！　自分もおんなじ叱られ方して育ったくせに、今さら何言うとんねん！　ま、近場にジュリゴンがおらんほうが、これからカレンダー作ったり、ポストカード作ったりとパソコン使うのに、助かるんやし、｢ありがたい｣という事にしとこ。　　　　　　　　ほんま、邪魔臭いわ!!!!

  2005.11.23

  コメント(6)

• 

  出雲～vol2 万九千神社 ～

  　　この後行ったのは、万九千神社。八重垣神社。熊野大社。神魂神社。すだじい。佐太神社。美保神社。合間に、勾玉館。　万九千神社。ここは斐伊川の畔の小さな神社。でも、神様達は稲佐の浜に迎えられ、神議りに神在祭に出雲大社に集まったあと、佐太神社にも滞在し、最後の日この万九千神社から、各地へ旅立つのだそうな。ここらの地名は神立。　初めて来たのは、本当に偶然と言うか必然に導かれ、その神々が立たれる、神去出祭の日。ここに来ると、怒りと言うか悲しみと言うか、そんなエネルギーを皆が感じた。「なぜ？」　本来は物忌みし、各家は扉を閉じ、静かに過ごすはずなのに、辺りは土地造成の工事中。お祭の用意もしてあるのに、ガタガタとうるさくてたまらない。「こりゃ、神様達、怒りはるで」　先生と一緒に頑張って祝詞をあげた。途中、クゥ～って上の方に引っ張られる感じがした。その後は少し胸の支えがとれた気がした。先生にはメッセージがあったようで、皆にご褒美を下さるから、また来年もいらっしゃいとの事だった。　そんな思い入れ深い万九千神社。そのご褒美がなんだったのかは覚えてないが、皆、取り合えず生きて、また出雲参りに来させて頂いてる。それでええかな。年々、エネルギーが整ってきてる気がする。　でも、辺りは造成した割には大した家も建たず、だだっ広いまま。お祭中まで、工事する必要があったのか？　写真はあまり良いのが無くて車中から。　あんまり長々パソコンに向かってると、またジュリゴンにやられそうなんで、短めに退散。

  2005.11.17

  コメント(8)

• 

  出雲神在月　～vol １～

  　１２日、恒例の出雲神在月　行の旅に行って来た。　今年は、一泊してゆっくりと･･･なんて案もあったのだけれど、結局は例年通り、前日の夜中に大阪発の一日弾丸ツアーになった。　夜１２時大阪出発。朝５時、日御碕神社着。夜明け前の真っ暗な中、鳥居をくぐると、山門の真上に大きな赤い星が見えた。　「あれ、火星？」「そう」　日沈宮の上に輝く、戦いの星「火星」は何を表すんかな。　最初の年からずっと修復工事が続いている。今年は日沈宮が工事中で入れない。素盞嗚命が祀られている上の宮に、天照大神も今は兄弟仲良く祀られている。日沈宮（下の宮）には、天照大神、神の宮（上の宮）には素盞嗚命が、と言うのが出雲らしくておもしろいな、と思う。　　今年は境内がライトアップされていたが、やはり拝殿の中は暗くて経本は読めなかった。覚えている限り、懸命に先生について祝詞を上げた。まだなんとなく目と口が覚めてない感じ。　　　　　　　　　　　　　　　　　暗くて写真にならず。。。。残念　　これは須佐神社。　去年は行けなかった、大好きな神社。拝殿奥のこの木がすごく好き。真っ直ぐに、真っ直ぐに、とにかくエネルギーが強い。　この木を見てると「こう在りたい」って思うの、と言うと、先生に「らしいわ」って笑われた。空気がまでもが真っ直ぐに体の中へ入ってくる気がする。　須佐神社はかなり山奥にある。途中、立久恵峡という絶景の場所も通るのだが、今回は靄が濃くてあまり見られなかったし、暖かいせいか紅葉もイマイチ。でもやっと靄の中から朝日に輝く雲が見え出した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　馬木という場所にある光明寺。ここで唯一お寺にお不動様をお参りする。４年前お不動様つきの私が初めて参加したせいなのか(？)、ご縁の出来たお寺。私はやっぱり仏系なのかな、お経をあげてるとなんか安心した懐かしい気になる。　そこでやっとお日様登場。　　　　　そしてやっとメインの出雲大社参拝。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　びっくりする位の人出やった。この写真は並んでた行列が拝殿の中へと消えた後。お昼には広い駐車場にも入れない位やったらしい。　私たちは拝殿への参拝は各自でご挨拶し、裏手の素盞社へ。　ここの更に裏にある巨岩に祝詞をあげる。これがメインなのだす。　そしていつも思うん。その後でとっても素敵な木漏れ日の瞬間を見られる。　有り難いなって。　　　今年は10ヶ所、回らせて貰った。続きはまた今度。疲れちった。;;;　　

  2005.11.13

  コメント(10)

• 

  高野山

  　　実は近頃半ボケで、11月３日が祝日だと言うのを忘れてしまってた。　知恵蔵が急に誘ってくれたので、「おお！」と思い出して三十六不動参りも兼ねて高野山へ行って来た。　前日の天気予報では、傘マークの隠れた曇り。朝から、強気の知恵蔵は「傘、持って来ーへんかったでー」とやってきた。つい身内だと気が緩んで、電車の時刻をちゃんと調べなかったから、南海の難波駅で45分も時間待ちになってしまった。　(ﾉ_

  2005.11.03

  コメント(2)

• 

  今夜は、お滝

  　　　　　 　 夜の生駒聖天です。　美しいでしょ。　昨日から体の中で、うぅわぁ-----ってなんかが暴れだしそうやってんけど、今日のお滝でずいぶん浄化されたかな。　でも、いつもよりずっと元気が余ってる感じがする。帰りに駅で缶チューハイなど買って飲んでみたが、マスマスご機嫌さ。ブログ仲間が、皆、眠たい眠たいと言ってるのに、どないしたんやろ？　でも、おみくじは凶で、「雷が落ちて天地が震えるくらい良くないから、門を閉じて誰にも会うな」みたいな事が書かれてあってんけど、どうなん？　宿曜でも明日からは暗黒の七日間やし、ぎゅぎゅっと、構えとこか！　リカオンは隣ですりすり甘え中。ぶんぶんの具合が悪いので、お姉さんリアだけが帰って、リカオンはまだお泊り中。　リカオンはほんまに、おとなしくて甘えたで、犬のように引っ付いて歩く可愛い子なんやけど、長い毛がいっぱい抜けるんよね。ぶんぶんもリカオンの事が大好きらしいんやけど、ぜいぜい言うんではねえ。　「誰かに貰ってもろたら？」って言うんやけど「こんな子、誰も貰ってくれへん」て言う。　　知恵蔵一家の幸せは何処に？！

  2005.10.26

  コメント(2)

• 

  今日も今日とてお不動様参り

  　またまた今日も三十六不動参り。今日は、友達３人と琵琶湖西岸の比叡山辺りを三ケ寺。　珍道中と道草が大得意と言っていたお二人の車に、いつもの友人と同乗させて貰って、どんなことになるかと思っていたが、順調、順調。ちっとも間違えずにあっという間に琵琶湖の畔、円満院到着。途中、おにぎり食べーの、お喋りしまくりーの、賑やかな道中やった。　円満院は、不動堂はコンクリート造りの近代的な建物で立派なよーな感じなんやけど、前回もやったけど堂内は無人で、お参りの人も少ない。電話機が置いてあり内線で呼び出してくれと書いてある。何度呼んでも応えず、終いに階下へ走って別棟に呼びに行く。納経帳へ御朱印を頂きたいと伝えて先にお参りをする。お留守番のような方が書いて下さるだけで、お坊さんには会ったことが無い。なんかなー。（ー_ー）　次は、比叡山ドライブウエイを登って、無動寺明王堂へ。坂本ケーブル山頂駅から谷をずーーーーと下る。かなり下る。途中弁天堂もあるが、私はそことは相性が悪いのか、頭が痛くなる。前回は怖かった。こちらでは、いかにも修行僧らしき方が、きちんと対応して下さった。私が、オバサンぶりを発揮しながら、「こちらでは懺悔文を言うてはいかんのですか？」などと聞くと、「天台宗ではあまり言いませんが、違う懺悔の事柄から入ります。仏教では、ザンゲではなくサンゲと言います。三十六不動でお参りの中には、言っていけない宗派のお寺は無いですよ。また、自分達はこう学んでます、と、仰ればいいんですよ。」と優しく教えて下さった。また、次のお寺への道順も丁寧に教えて下さった。お参りの片も次々とあるし、庫裡の方にも大人数の履物（子供のも含めて）があった。　比叡山の一番南の琵琶湖に向かった谷、斜面にひっつくように建ってる小さなお堂である。　次に向かったのは近畿三十六不動の中で一番北にある、葛川息障明王院。湖西道路を経て鯖街道を福井方向へ向かう。途中、どんどん山の中へ入っていく中、腹ごしらえをと思って見た目ちょっと小粋な、道端のお店へ。どうもテレビでも紹介された鯖寿司のお店らしい。「鯖寿司一本が、５千円？　土産用に大きいんか？」なんて思いながら、席に着いたが一番お安いメニューで２千円近い。しかも鯖寿司の薄ーいの三切れとお吸い物。+ほんの酢の物。「いやいや、うちの田舎の丹波の祭りで出る鯖寿司は、思いっきりご飯をぎゅぅっと握ってあるからお腹膨れるって」などと、言うてみてんけど、出てきたお寿司に皆、「？？？　これが、この値段か？」　一切れ食べたあと「すいませーん、お醤油下さい。」　悪いけど、丹波の田舎の鯖寿司の方が、めっちゃおいしいって！（￣＾￣）　葛川息障明王院は、やっぱり好きな場所やった。怖いくらいに澄み切ったような、仏様って言うより神様っぽい清涼な空気に包まれてる。初めての三人もすんごく気に入った。いつもの友人は「ここに住みたいデス！」「住み、住み！私、年に一回尋ねてくるし（笑）」　半分呆けた様な状態で、納経帳を忘れて行きそうになる。お守りをなさってるいつもの穏やかーなおじいちゃんが、とってもいい字を書いて下さっていた。　満足な帰り道だったが、往きに話題になってた日吉大社に参拝。閉門まで３０分。がんばれ！　行者さんが参拝する神社と聞き、もっと男前を予想していたのに、なんとなく優しげ。禊を行うと言う川も清らかやった。面白かったのは、どの拝殿にも廊下の部分に大きな狛犬がデン！と乗っかってる。大きな木製の狛犬さん。台座の上やなく、直に廊下にデデン！と。こんな日に限ってカメラを忘れて、携帯で撮影　　　　　　　　　　　ここまでは順調な道中やったのに、運転手が変わり私がナビに座った途端、高速道路への入り口を見失い南下のはずが西へ西へと進んでる。慌てて老眼鏡を引っ張り出し、地図を見ながら進むも、全然高速道路へ行きつかへん。なんてわかりにくいんや、京都の道。だんだん腹が立って「だいたい失礼やねん、京都の道！日本語で標識出しやがれ！」なんて無茶苦茶を言いながら、クルクル。薄暗くなってもう老眼鏡も役に立たなくなった頃、やっと入り口にたどり着き、なんとなく渋滞も逃れて無事大阪へ到着。運転してくださったお二人お疲れ様でした。役立たずのナビ、御免して下され。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2005.10.03

  コメント(2)

• 

  久しぶりのドライブ

  　久しぶりにダンナに車に乗せて貰って、三十六不動参りに行って来た。大阪と和歌山の境近くにある、犬鳴山七宝滝寺と根来寺。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　去年は台風のような日に、行った記憶があるが、今日は天気も良く土曜やからか、参拝客も多くて、しかも犬鳴山七宝滝寺では護摩焚きもやってた。本堂でも個人の方の為にやってたが、滝場にも人が集まってた。　結構、若い人が多く、それも家族連れがほとんど。2･30代の夫婦達、小学生を連れ、赤ちゃんを抱っこしながら。　　ちょっと不思議な感じがした。一番、こんな事を「へん！」って言いそうな年代やのに。　今、逆に若い人達の中にがこういう目に見えない、不思議系と言われるものや、宗教的なものにも、興味を持つ人達がいるみたい。ばーちゃん世代の迷信、言い伝えと言われる解釈から、今は現世を助けて欲しい、生きる事で精一杯な中年世代。若い世代は、何を思ってこの炎を見つめるのだろう。渡された紙に書かれているお経をまじめに唱える、赤ちゃんを抱っこした若いダンナ。後ろから見ると茶髪頭ばかり並ぶ、その一人ひとりに聞いてみたい気がした。　ふと横を向くと団塊の世代のうちのダンナも真面目に、護摩焚きを見ている。　ふーーん、なんとなくこの人も変化してるのかな？　　それこそ、仏様事を嫌がらなくなるのは近くなってる証拠か？　そう言えば、近頃スーパーなどで荷物をよく持ってくれるから、「新婚の頃は、一切持たんかったのに」って言うたら、「もうすぐ、世話になるからゴマすってんねやぁ」って言うてた。　　あかん、あかん、昨日のマッサージ機やないけど、まだまだ働いて貰うつもりやで！　ボケた事いうんは、夫婦漫才の時だけにしてや！　

  2005.10.01

  コメント(2)

• 三十六不動参り　in　京都

  　朝から友人と大阪京橋待ち合わせで、京阪電車で京都丸太町まで。　　聖護院から始まって、青蓮院、智積院、同聚院と４つの門跡寺院ばかり回ってきた。　聖護院では、銘菓八橋のシナモンの香りに漂い、通りがかった京都市美術館でルーブル展を拝見し、青蓮院では薮蚊と戦いながらお経を読み、知恩院の三門のでっかさを見上げ、円山公園を抜け、智積院までは黙々と歩き、冷たい水を飲んで、気合を入れなおしながら、最後の東福寺近くの同聚院まで歩きたおした。　友人いわく、「行ですね」　（ーー；）　去年と違って、｢二人連れやし、京都満喫♪｣なんて思ってたのに、えらい計算違いや。東山一帯を縦断やん。なんで、こうなんねんやろ？　あー、疲れた、足、だっるぅー。　写真のアップはまた、今度。

  2005.09.20

  コメント(4)

• 生駒の滝へ行って来た・・・・・リベンジ！

  　そう、前回へたりまくった生駒での滝行。今日は、三十六不動お礼参りも兼ねて、午後から出発。　リベンジ！　なんて書いたけど、始めはびびりまくり。またぞろ、同じ様に泣き言、言いたくなるんちゃうかな、って。　でも少し前から、頭の中でちょっとした考えがまとまりかけてた。地震の記憶からパニック発作を起こした時、その時は何も被害が無いのに「また前と同じになるかも？」と思うだけで、目眩がし心臓が早鐘の様に鳴り、涙が出て呼吸まで止まりそうになる。　前回の生駒の滝で頭の血管切れるんちゃうか、と思うような経験をしたあと、慣れたはずの四天王寺清水寺の滝でも、最初の水が足元に当たっただけで、同じくらいのパニックになった。　これや、これ、越えるんや！　　と思って清水の滝に入った。　入れた。　前回の生駒の滝の頃、自分の中で何の為に行をするんやろ？ってところで迷いが出て来ていた様に思う。　今、思えるのは、こういう状況（目の前の恐怖）を越える勇気を持つ為に、私は行をするのかな、という事。今は、そうなのかもしれない。　で、今日は、「絶対、越えれる、越えれる」と言い聞かせながら、前回のパニクった症状を思い出さないようにしつつ、始めの読経から気合を入れていった。先生の速さに懸命についていく内に、あまり考えられなくなっていく。滝場で、順番を待ちながら塩を握り締めて前の人の声に合わせてシミュレーションしてゆく。私の番が来た。　　　　　　　　　　　　　　　　　『お？思ったよりも正常やん』　九字を切り、始めは水の勢いに声が途切れそうになるけど、それを　よけいに声を出す事で乗り切ろうとする。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『おお、すごいやん私』　『行っとけ、行っとけ、その調子』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最後のほうは、冷たさも感じなかった。　出てから先生が、「始めの方は、倶利伽羅さんが上の方にいはったけど、終わりの方で、下に降りて来はってから全然ちゃうかったでしょ」って、言われた。　　　　　　「そうか、そうやったんや」　無事、終えた。よっしゃー！　今回のは越えたぞーーー！　嬉し!!!　帰り道々の話。私と一緒にお参りに行った友人が神様をつけて帰って滝に入ってしまった。先生が「どっか願掛けでも行った？」　変な憑き物ではなく神様がついているのだけれども、それでは神様の行になって自分の行にはならないそうだ。行をしたがる神様達は、お参りにきた人で自分の言う事を聞いてくれそうな人につく。神様なだけに九字を切って祓うわけにもいかない。友人は、滝行のあと、いつもは体が熱くなるというのに、今日はガタガタ震えていた。こういう世界では皆、神様つきになりたがるそうだが、神様がつくと言うことは、その御神威を自分が今世で行うと言う事で、生半可な事ではない。神様の言うとおり動かされるのではなく、その神様の力を今自分が生きてるこの世界に役立つように使わなければならない。"自分"がしっかりとないと使われてしまう、という事だそうだ。　この話は、なんにでも当てはまるな。教えられたから、じゃなく、マニュアルだから、じゃなく、誰かが言うから、じゃなく、"自分"が今、この状況をどう見て、どう考えて、どうしたいのか、で動く。そういう事をすると、お役所、郵便局、政治家、先生、色んな問い合わせの電話の向こうの人等々、すーーーんごく、変わるんでないかい？　

  2005.09.14

  コメント(6)

• 

  今日は、お寺ぐるぐる

  　朝から、四天王寺近くの清水寺でお滝に行って、昼食後、友達と滞っていた三十六不動参りを再開。　JR阪和線南田辺駅から歩いてすぐの法楽寺へ。今年の大河ドラマに出てきた、平清盛の嫡男重盛ゆかりのお寺である。楠の巨木があり、これは重盛の頃から植わっていたそうな。今日は間抜けな事にカメラを忘れ、おまけにお参りセットも忘れ、ボケボケじゃん、私！　突然の夕立にしばし避難。　　納経所で飴を頂いた。説明のパンフはよく頂くが、飴は初めてやなあ。　　　　　　　昔、近くで栽培されてた田辺大根の搾り汁入り。　一駅、戻って美章園から迷いながら京善寺へ。去年はなんか催しをやってはって、入りづらかったお寺。今日はきれいに整って、ゆっくりと参らせて頂いた。同行の友人が「なんかお不動様を身近に感じる」って。そうね、なんとなくわかる気がする。『無相の法身、虚空同体なれば其の住処もなし。ただ、衆生心想の中に住したまう』　どこか、お寺の金ぴかの壇の奥にいはるんやなくて、私達衆生の心の中にいてはる。そう思うだけで、体があったかくなる気がするのは、単純すぎる？　あまりに早く回れたので、もう一軒欲張って地下鉄に乗換え谷町９丁目で降りて、法恩院。高津宮のまん前。ここではお堂の中まで入れなかったが、軒の板間に座って、お参りした。辺りはホテルがいっぱい。お寺もたくさん。なんかミスマッチのような、深いところでは妙にマッチしてるような・・・　深いな。　足はだるいけど、心地よく疲れた感じで今晩はよく寝られそう。と、思って玄関を開けたら、ニャンコ達が連れて帰られていなくなってた。掃除機あてながら、「ふーん、そう」とちょっとだけ、思った。実は少し寂しい、てか。＾＾；　いやいやそれを書くと知恵蔵がまた預けに来る。ダメダメ。

  2005.08.16

  コメント(4)

• 

  石鎚山　龍神　篇

  　下りは、快調かと思いきや、大きな段差に膝が笑う。何年か前、痛くした膝を庇いながら、その時医者に教わったように足を投げ出すように踵から･･･と、やっていると、私以外にも若い同行者が膝を痛めて遅れだした。秘密の塗り薬を塗ってサポーターをかたっぽ渡して、また歩き出す。顔の周りに、蚊なのか蝿なのか無茶苦茶に寄ってくる。「えええぇい、腹の立つ！」疲れてると、言葉の悪さが隠せない。ひんやりした曇り空の場所から、蝉の声が聞こえる夏の気温まで降りてきた。私は、最後のだらだら坂（八丁坂と言うそう）を、今度は登るんやと思い出し、ちょっと焦って、飛ばして下った。今度は気力より体が疲れて、口に出して「がんばーれ、頑張れ」と言いながら。もう恥ずかしいのなんて通り過ぎてる。顔も、化粧も眉毛も全然無いし。登りでは気付かなかった、美しいブナ林に霧がかかった所に日が差して幻想的。　　　　　　　　　　　ちなみに前の白装束の右側は、腰の曲がったかなりの高齢の女性。私以上のペースでお隣の方とずっと世間話しながら、下ってゆく。信じられへん。尊敬するわ。　やっぱり、最後の上り坂でペースがガタ落ち、先生に「もう、そこ」と待って貰って、楼門に辿り着いた時には膝を痛めた彼女もすぐ後ろに追いついていた。　やっと帰ってきた成就社で無事のお礼を本殿に申し上げ、また、二度とない記念にと朱印を頂いた。そこで、往きから気になった八大竜王様のお札があるのに気付き、頂く事にした。思えば４月に石鎚山の麓を通った時、お山の方を撮った写真に在り得ない様なものが写っていて、先生が「竜神やね」と仰っていたが、きっとご縁があって呼んで頂いたんやろうな。私が八大様のお札を頂いたと言うと、先生がお社の前に私を立たせて、龍神祝詞を上げてくれはった。ものすごい力で前へ引っ張られた。祝詞が終わって振り向くと、「八大さん、出てきてはる」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その時の青空と、まるでたくさんの龍の頭が出たような雲。　成就社を後に、ロープウエイへ向かう。朝通ったばかりなのに、全然覚えの無い道。やっぱり醒めてなかったんやなあ。　あ？ ロープウエイの切符、どこやろ？無意識にどっかへ突っ込んだらしい。お札を預けて必死で探す。駅近くになってようやくズボンのポケットからクチャッとなったのが出てきた。良かったー。　帰りは、満員。一番後ろに乗って、窓から手を出して写真を撮った。　　　　　　　　　　　　　　　　　　谷あいを降りてゆく。水音がするのは滝だった。　ようやく地上に着いたって感じ。もう昼や。夏の真昼の日差しがじりじり照りつける。なんか、空が凄い。やっぱり、先生が「来てはる」　電線を避けて裏の駐車場まで走って撮りに行った。　　　　　　　　帰って画像で見たら、青い光が横に、さらに谷あいを空へと走ってるのが写ってる。　　　　　　　　　私的には、　「間違いない」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　加茂川の翠色した涼しげな流れの横を見ながら、腹ごしらえに走る。朝には絶対無理、と思ってた登拝を終えられて、本当に皆さんに感謝。今までの人生で一番、泣きを入れた一日だったと思う。お守り頂いたご神仏に感謝。おわり・・・追加・・・　　もー、二度と来れん、と思っていたら、先生に「八大さんのお札、来年、返しに来なあかんね」と言われた。「へ？」「あれは毎年返しに来なあかんお札やで」　そうや、いっつも先生にそれを聞いてから、お札を頂くのに今回は全然忘れてた。「頂上社まで行かんでも、成就社へは行かな」　はー、ご縁があるのね、本当に。嬉しいような、降りてきてすぐの今は、悲しいような・・・　関西人は、どんな話にも”落ち”着けなあかんのかい？　ちゃんちゃん

  2005.07.10

  コメント(2)

• 

  石鎚山　山頂　篇

  お試しの鎖を降りてきた皆と合流し、先生からリュックサックを受け取って、「もう、成就社まで戻って待ちます」「何いうてんの、ここまでがしんどかったのに。もう後はすぐやから」また、先生の言葉に励まされて、登りだす。この頃には、一段上がって、腰に手をあて、二段上がっては、息をつき、の有様。自分の中で、もう「成就社で待っとこ」の考えを振り払うために、龍神祝詞の「愚かなる心の数々を戒め給いて」を繰り返しながら、登ってゆくと、　　　　「ほら、そこからはもう開けてるから」　　　　　　　　　　　　　　　ほんまや。しかも、しばらくは登りやない。ずっと前でまた、皆が待ってくれてる。ごめんねー。ここを抜けてまた皆は鎖場を登り、私が巻き道から来るのを待って合流し、を繰り返す。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遥か彼方に思えていた山頂が、近づいてきた。　山頂付近では巻き道も、足場のしっかりした鋼鉄の階段などになってゆく。ちらちらと、下ってゆく人もあり、私に「おのぼりさーん、頑張って」と声をかけてくれる。私も必死に「おくだりさーん」と声を交わす。これが石鎚山の決まりらしい。　ぐっと、見晴らしが良くなって、頂上についた。　やった！　皆は？頂上社の近くに行くと、なにやら先生の声がする。「もう一人来るんです」「わ、私です」　社の中では神主さんがいて、またご神体を持って待ってくれてはる。物言う間もなく並んで、「えい！」　ふわぁぁぁー、ほんまに頂上や。　は、　は、　は、　やった！　ほんまに　来れた。嘘みたいや。　とにかく記念写真を並んで撮って、あとはしばらく休憩。へろへろやったけど、お腹が減ってはまた気が下がる。おにぎり一つを詰め込んだ。やっと立ち上がって社殿の中へ入って、もう二度と来れないだろうから忘れずにと、朱印を頂いた。若い神主姿ばかり。ふと見るとお札の場所にいる坊主頭の神主さんが、長男にまー、そっくり。笑い方まで似てる。半年以上見てないその面影に、思わずテンションが上がってしまった。ご褒美かな。（＾-＾）　風が大きく吹き出し、大きな雨粒が時折ぱらつきだした。下ろう。今度はこちらが「おのぼりさーん」と声をかける番だ。もう少しやで、頑張って。少し降りた所で、先生が「ほら、後ろ見て」　　　　　　　　　　　　　　　山頂は、もう霧の中。さっきまでは、私達を待っててくれてたに違いない。つづく・・・

  2005.07.09

  コメント(0)

• 

  石鎚山　　お試しの鎖　篇

  (＝_＝)　ううう・・・うっとうしい顔ですんません、と思いながら、車へ。　お天気は、なんとなく雨が今止んでる感じ。真っ暗な中、１時間近くかけて川沿いのぐにゃぐにゃの山道を登ってゆく。基本的に車にも弱い私は、必死に前の座席につかまりながら真っ暗な前方を見るようにしてたけど、〔きっと、ロープウエイの駅まで行ったら吐いてしまう〕と思いながら、乗ってた。でも、なんとか着いて真っ暗な空に僅かに浮かぶ明かりが今から目指す頂上社やと聞かされても、〔ずえったい、無理！〕心の中で叫びながら、ここまで来た記念にと思って丸に石の字が入った手拭を買った。鉢巻にするんやな、これ。　始発の４時３０分発には乗れず、臨時便の４０分に乗った。乗員は私達だけ。急角度でどんどん上がってゆく。頭痛もどんどんひどくなってゆく。気持ち悪い。〔ふあぁーーん、先生に泣き入れて、ロープウエイの駅で皆を待っとこ〕上の駅に着いた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔うわー、すごい！　雲海や！　と、とりあえず、カメラ、カメラ〕　うわ、ここからもう登り道。気持ち悪い。頭痛い。吐きそう。「皆、先行って」　先生「成就社でお祓いして貰ってから登るんやからね」　　〔ふええーん、その成就社まで行ったら、そこで皆を待っとこ〕　遅れながら、成就社に着く。本殿に参ったら、神主さんが祝詞をあげてはるとこやった。参りながら一息。左手の拝殿は正面が吹き抜けになっていて石鎚山の頂上がそのまま拝める。ようやく明るくなってきた空にくっきりと姿が浮かんだ。　「ホンマに自然そのものが神やねんねえ」同行の方と感激しながらお参りした。　　本殿との間に、小さな水の流れを石橋で渡ると八大竜王様の社があった。なんとなく魅かれてお参りすると、ぐあーっとトグロを巻きながら上へ引っ張られるような感じ。振り向くと先生が、「八大さんが出てきてはるね」　先生が登拝の申し込みを済ませ、道中守護のお守りを買った後、小さな楼門から、スタート。検札みたいに神主さんがいて、昨日迷って戻って来た人がいるからと注意され、赤いリボンを肩につけて、出発。　先生が「しんどくなったら、すぐ言うて。後が続かんくなるから」と何度も言うてはる。いつもは他人事のように思ってたけど、今回は、モロに自分や。　しばらくはだらだらと下り道。若い男性を先頭に快調に進んでゆく。ぬかるんだ場所もあったが、薄暗がりの林の中を駆け抜けるように行った。これが八丁坂やな。と、思っていたら、一気に登りが始まった。２番目の位置が次々と追い抜かされてゆく。しばらく行くと、皆が待ってくれてる。何回も待ってもらう。　「先生、行けるとこまで行ってあかんかったら、成就社まで戻って皆を待ってるから、先へ行って」　「大丈夫、ゆっくり行ったらいいから」見えなくなる角では、必ず私の姿が見えるまで待ってくれてる。　〔みんなー、ごめんよ～〕と思いながら、声を返す余裕も無い。作り笑顔を一瞬するだけ。　「ホンマ、先に行って」「大丈夫、お試しの鎖までが一番きついんやから」何回かそれを繰り返した。途中、昨夜の友達からメールが入ったけど、目がよれよれになってて、文字が読めない。もう、ホンマにあかんかも・・・　やっと、お試しの鎖に着いた。本当なら、ここで吉野で買った地下足袋が役に立つと自慢したいとこやけど、その余裕も無い。私のリュックも担いで最初に先生が登り始めた。私の番になって、しっかりと大きな鎖を握りながら、登り始めた。「おお、鎖や」と感動もできない。頭が痛くて、気持ちが悪くて、気力が上がらない。落ちたら大変としっかりしっかりと思ってやっていたが、ちょうど半分の所で動けなくなってしまった。登り道でやってたように、休んで気を上げようとしたけど、上を見上げても、力が入らなくなってしまった。　　あかん　「せんせい、おりるー」　　上の方から「下の巻き道、来てねー、向こうで待ってるから」　後ろを登って来てた若い男性に横に避けて貰って、登りよりも緊張しながら一歩一歩下がって行った。下がりながら、また考えた。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔ここから、成就社へ戻って皆を持っとこ〕やっとの思いで下へ辿りつき、ふと思い出した。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔あかん、先生にリュックを持って貰ったままや〕　なんぼなんでも、このまま放っといて帰られん。一人、ずるずると歩き出した。こっちも結構きつい。しばらく行くと小屋のような物が見え、上で声がするのを見上げると、「わー、あれが鎖の天辺」見て！虫眼鏡で見ると上に仲間がいるのが見える！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく・・・　　

  2005.07.09

  コメント(4)

• 

  石鎚山　前日篇

  　出発前日までは、空梅雨を取り戻すかのような、連日の強い雨。「これって、無理ちゃうん」と思いながら、靴や服に防水スプレーをかけ合羽を用意しーの、タオルを入れーのしたら、荷物がパンパン。　）＾０＾（　明けて５日は曇りで、「よし、強気で傘無しにしよう･･･合羽だけ」強いのか弱いのかどっちやねん、と一人で突っ込みながら、出発。　高速バスで淡路島を抜け、４月に見た渦潮に挨拶しながら、逆に四国入りして、途中で同行の方の車に乗り換え。時間の都合上予定変更しながら、一路金刀比羅宮へ向かった。おいしいうどん屋の将八さんが定休日なのにショックを受けながら、とりあえずうどんで腹ごしらえ。雨が降り出し、合羽に感謝しながら、参拝。若い二人は走るようにして奥宮へ向かったが、私達は残って、もう一度本宮に参拝。先生から神様のメッセージを頂いた。ラッキー(＾＾)V　石鎚山の麓に向かう頃には、えらい土砂降りになってきて、「これ、もーあかんで」「ロープウエイ動かんのんちゃうか」などと言いつつ、先生の思いつきで、「里宮にとにかく参ろ」　どしゃどしゃの雨の中、入り口は小さい神社のように見えたが、奥へ行くほどに立派な境内のよう。会館のような建物から、ぞろぞろと白装束の方達が雨の中を本殿に向かって歩いてゆく。先生が、歩きながら一人のおばさんに「今から、御神事ですか」と訊くと「はい」　　　それを聞いた後の先生の敏速な行動ったら。ささささーっと前を歩き出し、本殿の中に上がりこみ、他の白装束の方達と混じってる。神主の方が「今日は会館にお泊りですか」「いいえ」「じゃ、一般の？　この神事の為に来られたんですか」「はい」　　私、心の中で〔えええっ？〕　とにかく、皆様方の末席に座らせて貰って待った。先生曰く、「この神事を里宮でやって貰えるなんてめっちゃ、ラッキーや」　神主さんの朗々とした声で祝詞が上がり、大太鼓が勢い良く鳴り出し、御簾の傍らから金色のご神体が三体、神主さんから白装束の先達さん達に大事そうに手渡されてゆく。ドンドドドンドドと太鼓が響く中、各講の信者さん達の背中に、先達さんがご神体を押し付け、真言を唱えながら、最後に「えい！、えい！、えい！」とご神体をぶつける様にしてゆく。ほら貝が「ぶおおおぉー」太鼓が「ドンドドドンドンドン」先達さんが「えい！」と繰り返し、次の講の先達へとご神体が受け渡され繰り返されてゆく。最後の講の先達さんが私達の背中にもご神体を「えい！」として下さった。　　　おおおぉーー、小説の中みたいや。思わず、目がキッとなる。ご神体なんて普通見られへんちゃうん？　これって、すごいラッキー！　と、感激しつつも、前の講の先達さんの白いズボンに柿ピーがくっついてるのを見つけてしまった私は、口を真っ直ぐに閉じるのに苦労してしまった。（´～｀；）　　その後、厳かに御簾の影へとお帰りになったご神体は、髪の毛の逆立ったまるで日本人じゃない濃いお顔の神様やった。そう、イスラム系かな？　イザナギイザナミの国生みの後の二番目の子供と言う事になってるけど、きっと、天地開闢の後、縄文時代にはイスラム・ユダヤ系の人達との交流もあったのではないかしら。石槌、石、鉱物を掘り出し、使う技術を持って、日本にやって来た方やないかしらん。　ま、なんにしても、濃いお顔で、私好みやった（*＾＾*）　帰りも、どしゃどしゃの雨ながら、感激しながら振り返って夜の本殿を一枚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　感激の中、「もうこれで明日登られんかっても十分ちゃうん」と言う意見も出て、この前の生駒の滝以来、体力に自信の無い私は、「明日は、温泉でもどう？」との意見に激しく同意し、また心の中で〔明日は、四国の為にも豪雨でありますように〕と愚かにも願ってしまった。　とにかく宿へと向かいながら、帰りの高速バスの大阪到着時間から逆算してゆくと、なんと、明日は３時３０分に宿を出発て事になった。寝不足に極端に弱い私はまたしても心の中で〔ひえええ～～；_；〕と思っていたら、宿泊のビジネスホテルを見た途端、霊能者たる二人が「わ、めっちゃ出そうやん、ここ」「絶対、出るわ」　〔うわ～ん、言わんといてー〕　　とりあえず、解散。　部屋へ行くと、「わ、暗い。バストイレ、むっちゃ、お○っこ臭いし。」（￣□￣；）　せや、線香持って来たから、それ点けて、枕元に数珠置いて、反対側にお不動様のお守り置いて・・・必死で防護策考えて、開けっ放しで風呂入って、明日すぐ出れる用意して、とりあえず、ベッドへ。　寝られへん、寝られへん。なんでトイレの水は、ずっとちょろちょろ出とん？　隣の部屋との壁は、なんでずっと、パシッパシッって音がするん？　これってラップ音ちゃうん？　ひえええぇ～～ってシーツ被ってたら　　急に携帯電話が鳴って、友達から電話が。めっちゃ、心配な話やったけど、ここにいる私には何もできる事が無くて、いっぱい考えながら、とにかく光明真言を唱えようと「おんあぼきゃ･･･」とやってるうちに３時がきてしまった。（＝_＝） つづく・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2005.07.08

  コメント(2)

• 

  石鎚山へ行ってきた

  　　　　　　　　　　　　昨日・一昨日と愛媛県石鎚山へ行ってきた。行、ざんす。昨日帰った時は、もーーー、ヘロヘロで、筋肉痛で、何も考えられない状態。12時間も　寝てしまった。（ー_ー；）とりあえず、身体を引きづりながら洗濯して、庭の水遣りして、仏壇拝んで、いっぱい、良かった事あったけど、ここに載せるのはまた明日にしよう写真の整理も出来てないし・・・乞うご期待って事で

  2005.07.07

  コメント(5)

• 

  今日は、ちょっと嬉しい

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吉野の帰り道、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　突然沸きあがった雲の柱。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　どしたん？　雲！　昨日、吉野の事でわからなかった質問を　不躾ながら吉野の僧侶の方にメールで質問してみた。今朝、きちんと、私などでもわかるような簡潔な文でお返事を頂いた。　なんか、嬉しい。＾＾　公共の機関にもメールで質問した事があるが、無しのつぶてだった事もあり、ちゃんと丁寧なお返事を下さった所もある。　インターネットは、新しいコミュニケーション手段ではあるが、やはりキャッチボールが成立したら嬉しいのは、一緒やな。　今回などは特に、いきなり初対面に質問したような形やったから、こちらの事を鑑みながら答えて下さったであろう、その答えが嬉しかった。　宗教家の方や、学者の方や、先生と呼ばれ、人に教えを説く人達の態度には、知れば知るほどがっかりする時が多い。私生活は触れないにしても、社会での興味が権力ばかり、という場合が多くて、「知り合いにならんかったら良かった」と、思う事が何回もあったなぁ。りっぱなええ人やなぁ、と思うような人は、権力を嫌って、人目につかんようにいてはるんやろうな。ホンマはそんな人に、いっぱい、いっぱい教えて貰いたいのに。　吉水神社、アップ。狛犬２社増えました。　

  2005.06.19

  コメント(2)

• 久しぶりに滝行に行った

  二日ほど前に、友達に誘ってもらった生駒さんの滝。滝行は、お正月明けに天王寺の清水寺に行ってからやから、久しぶり。しかも、生駒さんは初めて、夜に入るのも初めて。作法も違うし、水量もだんぜん違う。ん～、近頃は１人で清水さんへ行くようになって少し天狗だったかもしれない。楽ーな日常を過ごしてたから、今回もちょっと舐めてたかも。入ってすぐ、水量に圧倒されて、ぐあーっと血圧の上がるのがわかった。寒さはもっと寒い時もあるから、大丈夫やったけど、圧力が・・・後頭部の血管が切れるかと思った。目の前の先生に「もう、だめです」って、言うてしまいそうな自分とここでもし、血管切れて倒れたりしたら、めっちゃ迷惑かかるし、と思てる自分と、お不動さんのご縁でここ来てるんや、こんな事で死ぬはずがない、と思てる自分と、久しぶりに真剣に命をびびってる私がそこにいて、かなり疲れた。少し落ち着いてきても、とにかく自分を奮い立たせる為に、思いっきり声を出してた。上がった後も、帰りも｢年、感じたわー。今度誘って貰っても、ちょっと考えるわ｣などと泣き言を言ってしまった。いや、ホンマ年かなー家に帰り着いた今も、ホントはまだ少し頭がぼーっとしてるけど、梅田に着いた辺りから、｢初めての滝も、こんなんやったんちゃうかな？｣｢なんか、このままやったら、悔しいな｣｢もっかい誘われたら、やっぱり、行くかも｣と、変わり始めてる自分がおかしかった。始めに｢血管、切れそー｣と思った時、守られてる自分をどこまで信用できるか、が勝負どころかも、なんて言うのはちょっと危険な考え方か？ふーーーむ、ちょっと行き過ぎかな。なんにしても滝行するには、もっと普段から気合いれて健康でおらんといかんな。血液どろどろ、血管ぼろぼろ、高血圧やったら、絶対あかんわ。ふぅ～～、明日も元気で生きていたら、やっぱりもっかい生駒も挑戦しよう。その時は絶対におはぎ持参で。後でお腹が減ってふらふらやったもん。ちなみに夜の生駒さんは参道に燈籠がずっと灯って美しかった。

  2005.05.11

  コメント(2)

全27件 (27件中 1-27件目)

1