祭り と 酒樽
連休中の5月4日5日は毎年恒例の本住吉神社の祭りに行って来ました。今年は、千八百年祭と銘打って昔の庄内の11台の地車が出ました。 今年はひいじいちゃんが申し込んでくれたので、ジュリゴンは一丁前にだんじりを引きます サラリアンも特小仕立てのハッピで。二人とも、半分位の道中で寝てしもてたけど(^^;)結局11台勢揃いするとこまで見れず。残念!毎年、地元の酒 白鶴の樽で鏡開きをするんですが、今年は警察?なのかどこの申し入れなのか、樽の中の酒は事前に空けて、水を入れて鏡割りするんだとか。酔っ払わんように? どうせ飲む人飲んでるし。第一、神様に酒を供える前に抜いてしもてどうする!?本末転倒もええとこやわ と、呆れながら、うちは、別口の一斗樽の空き樽を父経由でゲット。「糠漬け、し」(^-^) そうそう、母はこれで漬けてたわ。カメや瓶と違って木は適度に水分を吸ってくれるので良いのです。ひとしきり、父の酒樽の講釈を聞く。私の祖母は樽屋のお嬢やった。丹波から酒造りに来た祖父と一緒になって始めた酒屋。樽屋の孫である父の樽講釈はちとウルサイぞ。寿司桶などと違って、酒樽は板目の板を使って樽を作る。液体やから、正目の板では染み出てしまう。普通は赤い板目で樽を作って菰を捲いて隠してしまうけど、上等の樽は甲付きという背側が白くて内側が赤い板を使うんやそうな。菰捲かんでも白くて綺麗な裸の樽が出来るんやて。「一本の木から一つ分しか取れんのやで。上等やろ」酒を入れてから、どれ位、木香(樽の香り)を乗せるんかもこだわりどころ。昔と違って、今の人達はせめて4日ほどで開けんと香りが強すぎて飲み難いやろ、と言う。などなど、と小さい頃から聞かせられた薀蓄をたっぷり承りました。ハイ、一週間ほど水を張って、酒の香りも抜いたし、糠漬けしよっと・・・あかん、いつものんに倍の糠足したのに、底にちょぴっとしかないワ。さすがに大きい。また、糠、買いに行って来なあかんわ。樽までもろて漬けだしたからには、途中で止められんなぁ。古漬け好きなんが家族の半数やから、喜んでもらえるのは間違いないけど、毎日混ぜて、糠漬け臭い「ほんまもんのお婆」になりそうやな(^_^;)