ホリエモンと団塊の世代
今朝のモーニングショーで、各世代別のホリエモンの支持率調査の結果をやっていたんですがこれが面白かったですね。若い人がダントツかと思いきや、なんと「団塊の世代」の50代が飛びぬけて支持率がいいんですね。で、司会のアナウンサーも含めて、ちょうど、団塊世代以前のコメンテーターから団塊ジュニアの女子アナまで、いろいろ感想を述べていたのですが・・・思ったとおり、「団塊の世代」は数に頼んでいろいろ社会運動とかやったものの、挫折。やがて社会に飲み込まれていった後悔があるようで、孤軍奮闘、体制=フジテレビへドンキホーテのように突き進んでいく姿に、かつての自分の夢を重ね合わせて、好感を持っているようです。一方、当のホリエモン同世代はというと・・・以前にも書いたように、「まあ、私は私、決まってるもんはしょうがないんじゃないの」感覚ですから、意外と冷静に「ああ、がんばったはるなぁ」ぐらいで傍観しているようで、好感も嫌悪も感じないようです。同様に団塊よりはるか以前の戦中派も傍観者。まあ、社会の主導権を渡してしまった評論家みたいなもんですね。嫌うのはもちろん、「団塊の世代」と直接対決した世代。ちょうど日枝会長から、少し上の世代かな。60年安保と労働運動をやり遂げた、「団塊の世代」の一回り上ぐらいでしょうか?実際、日枝会長もかつては組合活動で会社と戦ったらしいですからね。(会社と話し合うために組合運動をしてきた、日枝さんが、ホリエモンの話し合いのラブコールに聞く耳持たない態度は、実に皮肉なもんです。人間年をとるって大人になって、年寄りになるのでしょう)と、さて、実はここからが本題(?)なのですが、メイン司会の男性アナウンサーが「団塊ちょっと後生まれ」。そう「くびれの世代」だったんです。で、このアナウンサー、世代論になると突然、熱弁を振るい始めて、自分がいかに中途半端な立場であるかを切々と訴えるわけです。しまいにはホリエモンがどっかへ行ってしまったりして、あわてて話を元に戻したり、大興奮で話をしていたのが、実に印象的でしたね。横で見ている女子アナも驚いていたんじゃないかな(笑)彼の話の内容を聞いていても、やはり「くびれの世代」は「団塊」と「団塊ジュニア」に挟まれて、宙ぶらりん。しかし、その分バランス感覚はよく、ある意味さめた感覚を持っているように思いました。まあ、別の言い方をすれば「しらけ」世代といわれたもんなんですが、彼の熱弁を見ていると、少数派のわれわれ世代は、機会があれば言いたい事があれば怒涛のようにあふれ出してくるんじゃないかな?とも思います。だって「オタク」だって語り始めるとすごいしゃべりますもんね・・・って、これは別の話かな?以上、今朝の、モーニングショーレポートでした。