|
カテゴリ:web/media
今日はちょっとシリアスな話題に入るので、もしかするとなんたらコードに触れてしまうかも知れません。
私としてはno problemと思っていますが、以前何の話題か忘れてしまいましたが、私が【Jap】という言葉を使っただけで「その表現は不適切」と管理者側から言われてそこを削除したことがあるのです。 JapというのはJapanを縮めただけの言葉ですが、これはかつてアメリカ人が日本と日本人を罵るときに使っていた罵倒語(?)なのです。日本がアメリカと戦争をしていた頃の話ですから、日本側からはアメリカ人のことを【アメ公】呼ばわりし、或いは戦争敵対国だったアメリカとイギリスのことを【鬼畜米英】と定冠詞のように呼んでいたのです。【鬼】や【畜生】というイメージを被せて敵対国とその国民を謗り罵っていたわけですね。【日本の降伏】をアメリカの大手新聞号外は【Jap Give Up!】という大見出しで伝えました。【VietCom(ベトコン)】というのも【ベトナムのアカ(野郎)】という誹謗語でした。アメリカでは今も「共産主義は悪」ですからね。 今でこそ「英語が無ければ夜も明けない!」とでも言いたげな私たち日本人ですが、戦時中は【敵性言語】たる英語の使用は厳しく禁じられていました。野球をやるにも審判の「ストライク!」宣言は「いい球!」だったのです。 私が幼少の頃はまだ【アメ公】という言葉は生きて流通していたように思います。 他にも【ロスケ】【チャンコロ】【センジン】という差別語がありましたが、皆さんはどういう意味かわかりますか? これらは日本側が外国人を罵る際使った言葉ですが、言われた方だって黙っていたわけではありません。例えば朝鮮人は日本人のことを【チョッパリ】と呼んで侮蔑の意思を現わしました。チョッパリというのは(綴りは忘れましたが)【ケダモノの足】という意味で、つまり下駄や草履を履く日本人の足は(豚足のように!)親指と他の四本の指とが二つに別れているではないかという意味です。今は日本人は下駄を履かなくなりましたから、この差別語も用を為さなくなりましたね。w ちなみに昔は【バン チョッパリ】という差別語もありました。【バン】というのは【半】であり、これは半島にいる人たちが在日の同胞らに対して「お前らは半分日本人じゃないか!」と投げかけた侮蔑的な言葉です。 ところで私は大阪へ来て数年してから或る人に指摘されるまでは全く関知しなかったのですが、昔写真愛好家たちがよく使っていた【バカチョンカメラ】という言葉は実はれっきとした【差別用語】だというのです。一眼レフや2眼レフではない、もっと簡単に誰でも使える小型コンパクトカメラのことを私たちはバカチョンカメラと呼んでいて、この言葉は大学の写真同好会出身の友人も平気で使っていたので、私も「シャッターをチョコンと押すだけで簡単に撮れる平易なカメラ♪」という意味で、何の躊躇もなく使っていたのです。 しかしこの言葉には【バカでもチョンでも使えるカメラ】という意味があリ、むしろそれがメインだと言われたのです。チョンとは朝鮮人を侮蔑して呼ぶときの言葉ですから、もしその場に在日の朝鮮人が居たら大いに気を悪くするだろうとの批判でした。この指摘は私にはショックでした。 もう一つ、私には大阪で(というか正確には京都で)体験したカルチャーショックがあって、私は田舎や東京では知らなかった【四つ】という差別用語を覚えることになりました。例えば「わしはこれや」と言って相手が親指だけを折って四本指を拡げた手の平を私に見せれば、彼は「自分は被差別部落の出身だ」と私に告白したことになるのです。「なんや、あんたはそんなことも知らんのか!」と相手は驚きましたが、関東で【四つ】という符牒が使われていないとは断言できませんが、十数年前の私はそんなことは全く知らなかったのですね。 そこでさて、こういった差別語や隠語の類の【翻訳】は、語学力のある人が相当手間暇かけないと実現しないのではないかというのが今日の私の疑問です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年04月23日 13時42分44秒
コメント(0) | コメントを書く
[web/media] カテゴリの最新記事
|