義母のスイートポテト・パイ
ホリデーシーズンになると、こちらの人たちはいつもにも増して甘いものを食べたがるようだ。でも日本のようにクリスマスケーキというのはなくて、一番近いのはフランス人が作るブッシュ・ド・ノエルだろうか。うちではいまだ義母が健在でホリデー(感謝祭・クリスマス・イースターなど)はもちろん、長年のメンバーである教会で食事会があればそこでも腕を振るう。もちろんメニューは南部風のソウルフードが基本だ。パウンドケーキやパイナップル・ケーキ、バナナ・プディングなどに混ざって私が必ず食べるのがスイートポテト・パイだ。作り方はいたってシンプル。できあがったパイはふちの砂糖がちょっぴり焦げてて、そこがまたおいしい。パイにして焼く時間がないときは、ただ同じ要領でスイートポテトを茹でて砂糖とバターを加えてつぶしただけのものも出たりする。甘いスイートポテトはしょっぱいハムととても合うのだ。何度食べても飽きないのがソウルフードの魅力・・・。