人種差別は今も健在・・・
先日から一番視聴率の高い朝の番組から始まって、Imusという白人のおじさんのラジオでの発言が大問題にになっていた。その人は30年以上ラジオ番組を持っている人で、人種差別・女性蔑視の発言は初めてのことではないらしい。今回は大学のバスケットボールチームの女の子たち(1人を除いて黒人)がプレイ中の映像に向け、"Nappy headed hoes"(ちりちり頭のあばずれ達)と笑いながら言ったのだ。これには今朝一緒に見ていたワディーも「・・・信じられない。嘘だろう」とお互い、顔を見合わせてつぶやいていた。今朝の時点では2週間謹慎という形だったが、今晩のニュースではスポンサーが降板しラジオを放送していたNBCも彼の番組を放送しないことに決めたらしい。これは今のアメリカの風潮を示しているのかな、とちょっと嬉しくなった。朝からスパイク・リーやウーピー・ゴールドバーグがコメントしていたので、かなりの反発があったのだろう。Imus爺の反論は「ラッパーや他の黒人の男性たちも同じことを口にしている。悪意があって言ったのではなく、ただのジョークだった」と。この人、口を開くたびにドンドン深みにはまっていくねえ、と思った。大学生のたちは試合に優勝したにもかかわらず、複雑な気持ちなのだという。いきなりこんなこと言われて、傷ついた、と。そうだよね。ナッピーは黒人の女の子が一番気にすること、その上にホーだもん。日本人の私だって他人事として見ていられない。自分の娘だって同じように将来、扱われるかもしれない。だからこういうニュースには敏感にならざるを得ないのだ。肌の色や性別で相手をこき下ろすことがなくなる世の中はいつ、来るのかなあ?