パートへの道 その2
当選のハガキを手に久しぶりの通勤時間帯に講習の会場に向かう。緊張の中、かなり早めに到着。出席者は20代の若い母親から80代のおじいちゃんまでかなりの人数が居て若干びびる。『みんな就業を目指してるんだ。すごいなあ~!』好きな席に座り、開始の9時まで机の上に配られているテキストに目を通す。『ワードは知ってる内容ばかりだわ!良かった。とりあえず初級の能力は持っていたって事だ。エクセルは気合を入れて頑張らないと!』パソコンはアイコンがたくさん並んで中央に小さなウインドウが開いていた。『皆さんおはようございます。そろそろ時間ですので早速始めましょう』『パソコンに何か映っていると思います。まず最初にEAのボタンを押してください。』『EAって何?分からない』『Escなら知ってる、Endも知ってる。でも・・・』『あ~、どうしよう。わからないよ~!何のこと?』『私って、知ったか?』『長いことパソコン触ってるけど、初級どころじゃないわ』すると、会場の一番後ろでスタンバっていたアシスタントが私のところに駆け寄り『分かりませんか?遅れるといけないので代わりにやりましょうか?』『はい・・・。』『よろしくお願いします。』分からないのは私だけでした。メッチャ恥ずかしい。するとアシスタント小さなウインドウのいいえをクリック『どうしてい~え~って伸ばすの?いいえをクリックしてとか、ウインドウを閉じてとか言ってよ!ボタンって・・・押せって・・・エエ~ッ!!』帰宅後パパチー曰く『そのネタ、一週間はもつな!』