ヒールになることないよね…
またまたご無沙汰です。最近日記の更新が滞りがちです…昨日は我が家のコロ助の予定に一日付き合うことになり、出たり入ったり忙しかったので、WBCフライ級のタイトルマッチもテレビで観ることはできなかったのですが…深夜のスポーツニュースで、内容を知りました。そして一夜明け…ネットや新聞で書かれている内容を見ると、亀田君はかなりボクサーとしての品格を落とすような闘いだったようですね。試合の一部も映像で見ましたが、これってK-1の試合だったっけ?というヘッドロックや投げ技にビックリ…彼をここまで追い詰めているのは、間違いなく父親をはじめとする一族の問題なのだろうな、と思わされました。昨今大相撲でも品格が問われていたりしますし、スポーツマンの品格ってなんだろう、って思ったりするのですが…はったりだけで自分の力量を見てみぬふりし、自分に対してよく言うものだけをよしとして進んでいくのは、誰よりも本人に一番の不幸をもたらすのではないかと思います。父親がセコンドについているのにこうなってしまうのは、過保護と理想論と打算で父親の目が曇ってしまっているからなのではないでしょうか…かませ犬とばかり試合をさせているのでは、本当の実力なんてついていきませんし、観客達はだまされませんよね。こういう生き方もあるのだと思います。確かにまだ若いし、相手だった内藤選手のような渋い味わいは、これからの日々で培われていくのかもしれません。がむしゃらさ、鼻っ柱の強さ、尖った青さはある程度若者には必要だけれど…自分がやっているスポーツに敬意を評し、自分のやっていることに責任を持ち、相手をリスペクトしつつ倒すべく戦う…こうしたことは、やはり失ってはいけない心なのではないかと思います。相手の内藤選手のことを「ゴキブリ」とさんざんこきおろし、負けたら切腹、などと武士の生涯をかけた決意を簡単に口にしてしまった亀田君は、この敗戦でなにを感じているのでしょうか…それでもなんでも話題になるから、自分達はマスコミにもいいように素材として使われている、ということを、いつになったら彼は気づけるのでしょうか…いや、いつになったらお父様は気づけるのかなー…なにより自分にプライドもって闘える男になってほしいです…