目うろこな電子オーブンレンジ
雪の中配達してもらった電子オーブンレンジ。まず開梱して箱から出すのに一苦労。重い。これまで使っていたものより断然重い。やっと出したはいいものの、今度はシェルフの上に持ち上げるのがもっと大変。簡単に玄関先に箱ごと置いてったおじさん、気にはならなかったのかな。でもマニュアルによれば、重量18キロ。そんなに重くはなかったのね。でも腰の上まで持ち上げるのは結構つらかった。ふー。さて一通りマニュアルを読む。オーブン、オーブングリル、レンジ、スチームレンジ…?なんだか機能が多すぎて行きつ戻りつ読んでもよくわからない。ふつーのレンジはどうやればいいのよ、ふつーのは?って感じ。てっとりばやく豆乳を暖めてみたら、現在の温度を刻々と表示しながらあっという間に適温の60度の飲みごろに。それではと、はちみつ、味噌、詔興酒、醤油を溶いたタレに付けておいた鶏ももを「両面グリル」で焼いてみる。途中で返さなくていいところがすぐれもの。余熱4分焼き9分で、皮はパリっと、中はふっくらジューシーにできあがり。柚子胡椒をちょいとつけて、樽仕込みの特別純米なんか舐めつつ至福のひととき。もう店頭に並んでいた菜の花は、ヒヨコ豆といっしょに黒すり胡麻を加えたマヨソースで合えて。しかし家電の開発研究をしている人たちの頭って、実に柔軟なんだなとつくづく思う。十分だと思っている機能をさらに進化させるには、どうあればもっと便利なのか、消費者はどんなことをしたがっているのか、無理だと思われていることを実現できるすべはないのかと、常に考えているわけだもの。それがあっての進化なんだもの。家電に限ったことじゃないけれど、どうしても研究者といわれる人たちは堅物で、思い込みの激しい印象があるけどとんでもない誤解だわ。マニュアルを読みながら、電子オーブンレンジの進化につくづく感心してしまったなおニンだったのだ。