宮崎の旅~帰宅編
往復の高速代を安く済ませようと、「通勤割引」を利用しようと緻密に計画を立てていた。制限時間内・100キロ以内という条件をクリアすべく、何時にどこどこインターで乗り、次は何時にどこインター、次は・・・という具合に計画。行きと帰りでは乗るインターも違うので、その両方で予定を立てていた。その計画表を見た母は驚いていた。私の計画性のなさを一番知っているからだ。しかし、経済感覚となれば別の話。何から何までこと細かいのだ。コストダウンのためなら惜しまない努力、我ながら感心感心。数枚のETCカードも使用する順番を決めている。一番高額になる区間はこのカード、次はコレ次は・・・。支払額の合計が一番高額になるカードは、実はトータルの数パーセントの現金還元があるから、出来るだけ使うようにしているのだ。ETCポイントも貯まるが現金還元もある、というカード。ホント、細かいなぁ・・・緻密な計画のお陰(?)で往復の高速を半額で済ませ、実家のあるK市に戻ってきた。お腹も空いたところで、何を食べる?という話になった。母「焼き鳥を食べに行こうか?」私「行く行く!!!」しかし、自宅に帰るには車なので、お酒は飲めない・・・。酒なしの「焼き鳥」は実に厳しい。仕方なく、ウーロン茶で乾杯。。。これが祟ったのか、帰り際に腹痛を起こした。もうすぐ自宅という所まで来ているのに、その激痛で意識が朦朧。ハンドルを握る両手には冷や汗、痛さから涙まで流す。「うぅ~うぅ~」お腹が冷えたのかな?と思い、手を当ててみる。やはり、冷たい。お腹が温まり、良くなるかな?と思いきや、余計に腸が活発になり、更に激痛が走る。絶えられない痛みに、普段良く行くショッピングセンターに入り込む。駐車場に車を止めると、そのままうずくまってしまった。「動けない・・・どうしよう・・・」閉店まであと20分足らず。それまでに動けるのだろうか・・・。ドアを開け、スタスタと歩き出す。人目に付くと、意外と平常心でいられるのだ。どうにか落ち着きを取り戻し、やっと自宅に辿り着く。「家に帰るまでが旅行です」・・・何か昔聞いたセリフ。いま、しみじみと感じた気がした。