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カテゴリ:極上の暇つぶし 映画
何度かご紹介してきた、イランの少女マルジを描いた、アートな自伝的マンガ『ペルセポリス』の映画化です。 作者、マルジャン・サトラピ自身が、ヴァンサン・パロノーと共に、脚本・監督。 お正月ロードショーで、1月の話を今ごろです。 フランス語オリジナル版の最終日(英語版に切り替え)にあわてて観てきました。 前売りまで買って楽しみにしていたわりには、駆け込みでした。 ちなみに前売り券は、<フルールオンブル ジャスミンリラ>の小瓶目当てです(笑 ジャスミンは、マルジのおばあ様の香りなのですよね。 このおばあ様は、豪快な淑女で、マルジの人生の師のような方。 フランスの大女優、ダニエル・ダリューが声を。そしてマルジの母にドヌーブ、マルジはドヌーブの娘のキアラ・マストロヤンニという、フランス代表の「3代に渡る」女優陣が声をあてるとあって、フランス語版がぜひとも観たかったのです。 映画は、原画を生かしたスタイリッシュでテンポのいい、ロックな楽しい仕上がりでした。 大きくなったら預言者になろうと思っていたマルジ(神様はちょっとマルクス似)。 憧れはブルース・リー。 戦乱のイランで反骨のティーンエイジャーとなったマルジを心配した両親は、二度と会えない覚悟でマルジをウィーンに送る。 青春を謳歌していたマルジだか、次第にイスラム文化と西洋文化の狭間に悩み、自由を手放して帰国を決意。 でも、戦争の苦楽を共にしていないマルジは、根なし草の自分を感じる… 激動のイランですから、けして楽しいばかりの物語ではありません。 だけど、マルジが考えたり、悩んだり体当たりする姿は、文化を超えてみんなの共感を呼びます。 テーマは、 「いつでも、どこでも、自分らしく」 過去日記はこちらです→ 1■ 2■ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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