ケルトの夢

「少林サッカー」でおなじみ、周星馳の監督・主演作品。オフィシャル■



変わらぬ、あのノリで、リスペクトするE.T.に奉げるオマージュが、とってもチープでコミカルな楽しい作品に。

超ビンボーな父が、苦労して息子を金持ち学校へ通わせる。
父の愛はわかるものの、息子も苦労が多いわけで。

そんなある日、おもちゃをねだった息子に、ゴミ捨て場から拾ってきたボールは、なんとUFOの落し物？

この不思議な生き物、ナナちゃんが可愛い～

チープな味わいと言っても、CGにはお金かかってます。

笑って、ハートウォーミングで、子どもの世界の描き方もなかなかいいです。

主人公の男の子演じるのは、実は女の子。ほかにも、子どもの配役は倒錯していて、そこがまたおもしろい味になっています。
（でも、巨漢の女の子以外は、言われないと気づきません）

下積みの長かった周星馳らしい、弱いものへの温かな目、人間のおかしみや悲哀をよくわかった作風はヒットを飛ばした後も健在ですね。

担任の先生の女優さんが、目元涼やかで美しいです～