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テーマ:「感ガエル会」映画鑑賞会(37)
カテゴリ:極上の暇つぶし 映画
安心して観られる気持ちのよい作品…気が付いたら、アニメーションということを意識せずに観ていました。 きっと宮崎駿氏が、のびのびと作りたい作品を作ったのだろうなあ、そんな気がしました。 第一次世界大戦後のイタリア・アドリア海を舞台に、自分に豚になる魔法をかけてしまった飛行艇乗りの賞金稼ぎ、ポルコ・ロッソ。 かつてはイタリア空軍の英雄だったポルコ。 美女の想いにも気付かぬフリなのか鈍感なのか、そして可愛い少女からも想いを寄せられてしまう。 賞金稼ぎの相手、空賊(お風呂に入らないのが欠点だけど、チャーミング)とも、ライバルのアメリカ野郎カーチスとも、奇妙な友情を通わす。 そんな豚!(笑) カッコよすぎですが、何よりジーナ役で主題歌とエンディングテーマも歌う加藤登紀子さんがカッコよかったです。 空を自在に飛ぶ自由さ、これは人類の憧れですね。 映画『地球交響楽 ガイア・シンフォニー 第3番』で、元空軍のパイロットだった女性や、やはり米空軍の優秀なパイロットだったが、アラスカのブッシュ・パイロットになった人が出て来て印象的なのですが、ポルコを見てすぐに彼らを思い出しました。 (アラスカで物資を運ぶブッシュ・パイロットに魅せられる飛行気乗りは多いようで、空自を辞めてアラスカに渡った湯口公さんもいらっしゃいますね。) 飛行気乗りに感じる自由さのイメージと、「国」や戦争といった対極にあるもの。 空を飛ぶという爽快感が満喫できる、良質の映画でした。 飛行機を操縦する感覚を実感できる小説には、もと障害騎手で英国空軍のパイロットでもあったディック・フランシスの作品がお勧めです。 『混戦』が1番かな。 (馬に乗る人はパイロットの才能もあるらしいです←ホント) あ、書き忘れてました。、 フィオが駿氏の理想の女性ですね!(笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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