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テーマ:映画館で観た映画(8561)
カテゴリ:極上の暇つぶし 映画
The Young Victoria
ジャン=マルク・ヴァレ監督。エミリー・ブラント主演。 ヴィクトリアン・ジュエリー展とのペア前売り券を買って用意していたのですが、やっと行って参りました。 大英帝国の黄金期に君臨したヴィクトリア女王。 アルバート公との深い絆と、9人の子どもを得て、ヴィクトリア朝の「理想の家族」のモデルでもあった女王一家。 64年間という英国史上もっとも長い在位からも、安定し繁栄した時代が伺えると思います。 肖像画やコインの、喪服を着て堅く口を結んだ、いかめしく威厳のある老女のイメージではなく、若き美しい時代にアルバート公と育んだ愛を描いています。 ヴィクトリアは、後の安定と繁栄からは想像出来ない、不安定な王位継承者でした。 と言うのも、ウィリアム王の姪である彼女にはすでに父という後ろ盾がなく、摂政政治の野望を持つ、実母ケント公爵夫人の愛人はじめ、権力争いの渦中に置かれていたのです。 即位した女王は、断固摂政を拒否し、女王として手探りで歩み始めます。 スキャンダル、民衆の暴動… 映画の中で、女王が馬車から自分を批判する演説を目にするのは、ハイドパークのスピーカーズ・コーナーかな?と思ったのだけど、スピーカーズ・コーナーはいつからあるのでしょう? 女王の夫君という存在の難しさも、想像できると思います。 色々と曲折の後、影だけの存在でもなく、夫に実権を握られるのでもなく… 女王の執務机の向かいに仲良くアルバート公の執務机を配置し、共同で政治を行う、というスタイルを創って行きます。 若きアルバート公の姿は、まさにプリンス。 エミリー・ブラントの容貌は、若き日のエリザベス二世に似ていると思いました! 王冠やジュエリー、衣装は必見。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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