ケルトの夢

ケン・ラッセルの『白蛇伝説』です。
ローマ国際ファンタスティック映画祭最優秀特撮賞受賞。


なにしろケン・ラッセルですから！（笑）

一応ホラーカテになってますが、恐くはありません。
ちょっと悪趣味にも傾いていますが、おかしくて、アートっぽくもあり、好きです。



スコットランドの片田舎。
パブで陽気に歌われ、踊りと一緒に再現される蛇退治伝説。
大蛇をま二つに切って乙女を助ける役は、伝説のヒーローの子孫で、若き領主のヒュー・グラント。
ところが蛇は伝説ではなかった！
この攻防にヒューは勝てるのか？


館のレディで、へび女役のアマンダ・ドノホーが、モードな服装とスラリとした肢体で魅力的。
演出のせいでだんだんお笑いの方向に行っちゃうけど、すごくがんばってます。

ヒューもまったく力の抜けたいい演技で、けっこうサスペンスなんだけど、どうしても深刻にならなくてすてき。


後半のヒュー、おかしいんだけど、さすがの美青年ぶりです。

この作風、嫌いな方も多いかもだけど、私はお勧めしたい！！