ケルトの夢

見逃していた荻上直子さんの『めがね』、やっと見ました。

大好きな小林聡美さんなので、とにかく嬉しかったです。


海以外、何も観光もない浜辺の宿ハマダにやってきたタイコさん。
「ここは黄昏るのにいい所」と説明されて、「？？」
「氷ありますよ」と声をかけてくる、ちょっと得体の知れないサクラさんや、朝のシュールなメルシー体操。
なんだかテンポの合わないやり取りのうちに、それが次第に心地よくなってきて…

ハマダの主人役の三石研さん、元々好きですが、私が知っている三石さんとちょっと違ってて、物静かな感じで、それがすごくいいですね。

聡美さんともたいさん以外のキャスト知らずに見たのですが、市川実日子さんも大好きなんですが、めがねかけた彼女見て、加瀬亮に似てるな～と思ってたら、ご本人も出てきてびっくり（笑


与論島で撮影。
海の色がとにかく美しい。
現地行ったら、みんなやる気とか役作りが吹っ飛んだそうです（笑

こんな宿、行きたいですよ～
ただし、朝もたいさんが枕元にいるのはイヤです（笑
そして、加瀬亮さんが追いかけて来てくれたら、そりゃあ最高ですね！
でも、彼、本当に「来た」だけなんですよね。
それがまたよかったです。

一般社会で良しとされてることと、ほんの少しだけ座標軸をズラした世界。
でも、おしゃれでこぎれいで、そりゃあウケるよね、と思わないでもない。

ちょっとだけ出る薬師丸ひろ子さんが、とてもおかしくてよかったです。

不思議なユルユルのメルシー体操は、もたいさんいわく「ビリーよりハード」だそうです。
そう、ゆっくりな動きってハードなんですよね。