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カテゴリ:極上の暇つぶし 映画
日本でも最近は知名度の高くなった、英国の誇る国民的作家・ジェイン・オースティン自身の物語。 アン・ハサウェイ、ジェームズ・マカヴォイ。ジュリアン・ジャロルド監督。 まだジェインが作家となる前の、ロマンティックでほろ苦い恋。 私も、ハンプシャー時代のジェインのことは全然知らなかったので、とっても興味深かったです。 出会った時、二人は二十歳。 女性が自活する道などほとんどなかった時代(ミス・ポターにも描かれていました)。 アイルランド出身で、ロンドンの叔父のところで法律を学ぶトム・ルフロイ。 ハンサムな都会の伊達男で、軽薄で皮肉屋に見えたトムだが、やがてその知的な魂に触れ、二人は惹かれ合う。 その時代に経済力のない二人が愛を貫くには、たくさんの障害があった… 英国文芸もののコスチューム・プレイにはまり役のマカヴォイ。 ジェイン役は、この作品のジェイン像が気に入った米国人のアン・ハサウェイが獲得。 自身もジェイン・オースティンのファンで、作品をよく研究し、英国風アクセントや当時のマナーやダンスもマスター。 男兄弟と育ち、クリケットでも活躍という、溌剌としたジェインの娘時代にぴったりでした。 ちなみにアンはソフトボールが得意なので、クリケットのシーンには自信があったのだとか。 ハンプシャーの田園風景と衣装も必見! ジェインの家は豊かではないので、ジャガイモを掘ったり、豚のえさやりなどの労働を行うので、ふだんは濃い色の服。 舞踏会といった限られた場面では、薄い色のドレスを着ることができます。 働き着とドレスアップ、どちらも可愛いです。 また、トムの伊達男ぶりをあらわす上着やコートもすてき。 お父さん役のジェームズ・クロムウェルは、マカヴォイ君のことを、「あんなすてきなコートを着ていたら、そりゃあモテるさ」と言っていました(笑 当時の紳士の上着は、着ると姿勢が固まって、横を向くにも体ごと向けなくてはならないと、ローレンス・フォックス(貴族の子息で、最初は「まぬけ」と評価されるが、やがてジェインと友情を築くウィスリー氏を好演)が言っていました。 ジェイン・オースティン好き、アン好き、マカヴォイ好き、ヴィクトリア朝好きいずれかなら、ぜひとも観ることをお勧めします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月25日 02時24分19秒
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