女性喫煙者は肺癌リスクがより高い
日本人の喫煙率は、他の先進諸国に比べると極端に高い。喫煙率の高さは発展途上国並である。喫煙率の高さは文化の低さを表す。もともと、タバコはアメリカインデアンから始まった。コロンブスが持って帰ってきて以来、文化人も吸い始めた訳だが、その後文化人ほどその害を理解し、喫煙率が落ちてきた。日本人はその意味ではまったく遅れており、未開人のままである。歩きタバコなどは、人の迷惑を考えない言語道断の所業である。それでも、日本人男性の喫煙率は徐々にではあるが落ちてきている。ところが、反面現代の若い女性の喫煙率が増えてきている。外面ばかりを重要視し、表面的なことだけで内容のない今の若い低脳女性の馬鹿さ加減を表したものである。男女同権はそうあるべきで否定はしない。しかし、もともと、男性と女性とは生理的に違うのである。女性は女性らしくすること、これは差別ではなく、それが自然の摂理で、社会全体から見ても好ましい姿なのである。女性は喫煙すべきではないというと反発がきそうであるが、女性の方が肺癌(がん)リスクが高いからより止めるべきであるというと理解してもらえるだろうか。こういうデータが出た上でも、まだタバコを吸う女性は馬鹿としか言いようがない。 喫煙する女性は、喫煙する男性に比べ肺癌(がん)を発症する比率が高いという報告が、米国医師会誌「JAMA」7月12日号に掲載された。 米国では男女ともに肺癌が癌による死亡原因の第1位であり、2006年には女性7万3,000人、男性9万500人が肺癌で死亡すると推定されている。女性では、乳癌と大腸癌の合計よりも肺癌による死亡者の方が多い。問題の1つは、肺癌を早期に発見する確かな方法がないことだが、米コーネル大学(ニューヨーク州)のClaudia I. Henschke博士らは、ヘリカル(らせん)CT検査が有望と提唱している。 Henschke博士らは、肺癌リスクの高い集団が、ヘリカルCT検査を受けることで生存率が向上するかどうかをみるための臨床試験データを二次分析した。喫煙歴のある40歳以上の女性7,498人および男性9,427人が、1993~2005年の間にCTによる検査を受けたデータで、女性の2.1%、男性の1.2%が肺癌と診断された。女性の肺癌の発症率は男性の約2倍であったが、肺癌による死亡率は男性の48%であった。喫煙年数、癌のステージ、腫瘍細胞のタイプなどの因子について調整しても、この結果は変わらなかった。 このような性差がみられる理由はわかっていない。専門家の1人は、この研究では新たな肺癌と以前から存在していた癌との区別がされていない点を指摘している。女性は成長の遅い腫瘍の有病率が高いため、このことが結果に影響している可能性がある。また、外科手術に耐えられると思われる人のみを被験者とした点が影響したことも考えられる。 今回の結果は、女性は男性よりも積極的に禁煙に取り組む必要があるほか、喫煙する女性は早期に検査を受ける必要があることを示すものであるが、問題は検査方法である。ヘリカルCTには、良性疾患も多数検知されてしまうという問題点がある。しかし、早期発見の必要性を考えれば、やはりヘリカルCTを超える方法はないと専門家はみている。[提供:HealthDay News]