66回目の長崎原爆の日
1945年8月9日、広島に次いで長崎に原爆が投下された。本来の標的は私の故郷・小倉やった。天候が悪かったために長崎へ変更されたんじゃ。まったくの偶然やった。もし、小倉に原爆が投下されとったら・・・。小倉の街も私も違う運命をたどったのかんしれん。そのことを思うと広島より強い思いが湧いてくる。かつて長崎の浦上天主堂で「被爆」した聖人像を見た。キリストを信仰する場所がキリスト教国の手で焼かれる。なんとも理不尽な光景だった。そして、川べりに突き刺さったままの天主堂の瓦礫・・・。あれから66年。「片足鳥居」は今も立ち続け、被爆者の傷は癒えることはない。「核のない世界」を心から願わずにはいられない・・・。