五月の森はサンセール

ども♪　錦本店では新入社員を募集中で求人情報誌にも掲載していますが、今日が応募の締切日です。今まで何名様かと面接をさせていただきましたが、採用不採用のどちらにしてもその方の人生を左右する事になりかねないので重い責任を感じているところです。

採用させていただく方のこれからの人生を明るいものにしなければいけない責任と希望、逆に不採用にしてしまった方々の気持ちを思うと辛いものがあります。出来る事なら採用不採用の決定をしないで済む方が、どんだけ気が楽かと思ってしまいますね。

そんな中、京都にお住まいのKさんから今年も丹波黒大豆枝豆を頂戴しました。ありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます。Kさんはまだ一度もお会いした事が無いお客様なんですが、恐縮するとともにこれからも頑張って美味しい酒をお届けしなきゃと言う、これまた責任感で一杯です。

以前にも書いたような気がしますが、人様から何かを頂戴するのは素直に嬉しい事です。でも、それ以上に嬉しいのは遠く離れた東北地方の馬鹿な酒屋の事を気にかけていただいてるお気持ちそのものなんです。その心を頂戴出来る事には涙が出るほど感謝しています。

きっと「これを食べて豆な酒屋になりなさい。」と言う、叱咤激励の気持ちが込めて送ってくれたんだと解釈する事にしましょう。ちなみに私の身長は168cmと、小粒でビーンズなタイプです(笑)。それでは山形県で豆にビーンズな(一緒だろっ!)酒造りを行っている蔵元の純米酒とともに、Kさんのお気持ちを有り難くいただく事にします。




若乃井・特別純米生貯蔵酒『秋宝』

◆蔵元:若乃井酒造株式会社 山形県西置賜郡飯豊町大字中
◆原料米:山形県産美山錦100%　◆精米歩合60%　
◆日本酒度:+3　◆酸度:1.3
◆アルコール分:15度以上16度未満
◆720ml/1,050円　1.8L/2,100円


ごくごくほんのりと清々しい吟醸香は、山の麓にある蔵に優しく吹く春風のようです。ひやおろしタイプの適度な熟成期間を経た滑らかで柔らか、そして岩清水のような綺麗な味わいです。良い水と良い環境に恵まれた蔵ならではの気候風土の味わいは、ワインの表現を借りればまさにテロワール。

そしてもう一つの大地の味わいは丹波の枝豆。香りが良く肉厚でコクのある丹波黒大豆枝豆の味わいと若乃井は良く合います。顔の見える造り手の純米酒に、お会いした事は無いけど優しい心が伝わって来る方からの贈り物に合わせて呑めるだなんて酒屋として最高の幸せですよ。もう嬉しくて何も言う事はありませんが、これだけは言わせて下さい。



「豆も酒も、すんげーウメーーーーーーっ!!」



これからも豆にワンパターンを貫かせていただきます(笑)。美味しいものを口に出来た喜びとともに、若乃井と丹波の枝豆から命をいただいた気分です。酒屋は酒を売るのが仕事ですが、心ある多くの良いお客様に恵まれ、そして良い造り手の命と心をもらっているから頑張れるんですね。私も良い酒屋になれるよう、もっともっと精進します。

ちなみに不景気なご時世だからなんでしょうが、人を募集していると言うと「誰か辞めるんですか?」とよく聞かれますが、その逆で人を増やして攻めて行こうという積極的な求人ですからご心配なく(笑)。



21日は東京出張で仙台におりませんが、
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ビーンズ、ビーンズ、ビーンズ!!

２０１１年７月３０日ＯＰＥＮ！
サンセールのお店「酒のかわしま」
ＮＥＴ-ＳＨＯＰ

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