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中公新書ラクレ ぷらり日本全国「言語遺産」の旅 から わぐりたかし著「ぷらり日本全国「言語遺産」の旅」を読んだ。 著者のわぐりたかし氏が、ラジオで、言語遺産をネタに旅をしている、 と言うのを聞いたのがきっかけだ。 言語遺産の旅とは、例えば、「べっぴん」という言葉はどこでどうして生まれたのか、 ということについて、生まれた地を訪ねて、その関係者や親族に話を聞き、それにまつわる“証拠品”があるなら、それを見せてもらう、というもの。 また、その言葉が生まれた背景が通説となっていても、その地を自分の目で確かめて歩く、 という姿勢の持ち主であって、 例えば、大相撲の「タニマチ」の語源となった医者を訪ねて大阪の谷町筋を訪ねるのだが、 医師会で医師の名簿を閲覧して、通説で言われている医者ではない、 別の医者から「タニマチ」が生まれたことを探し出してしまう、そんな姿勢だ。 私も、日本一や世界一を見て回ることがあるが、 わぐり氏のような見方をしたいものである。 なお、同氏の「地団駄は島根で踏め」は、このシリーズの第1作である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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