カテゴリ:言わせてもらうぜ
東京新聞 今年の初め、次のようなニュースがあった。 『妻が保育士を務める保育園では、結婚の時期と妊娠の順番を園長が決めていて、 「掟」を破って予定外の妊娠をしたため、夫と妻は園長に謝罪したという。 しかし、その後も園長は「どうして勝手にルールを破るのよ」と嫌みを言い続け、 妻は職場で肩身の狭い思いをしている。 夫は「子どもを育てる職業がこんな環境であるこの国は子育て後進国」と言っている』 この記事を読んだ時、園長の気持ちは良く分かる、と思い、 それなりの事をブログに書こうとしたのだが、 分かって貰えないだろうと思い直し、今日に至っている。 だが、私の考えを残しておくことにした。 私も小さな職場を動かしていた。 連休の谷間や年末に休暇が集中しないことを願い、 妊娠したら早く知らせて欲しい。その後の育休も、との思いの連続だった。 大企業なら社員のやりくりが容易にできるだろうが、 小規模な職場では、それができないからだ。 この保育園の園長の行為は露骨だが、 小さな職場では、運営に支障をきたさないようにするのが責任者の責務だ。 保育士の多くが有給休暇を取る、 複数の保育士が出産と育児休暇を同じ時期に取る、 ということになったら、子供を預けている親にも支障が生じる。 なら、どうすればいいのか? 小規模な職場の永遠の課題だと思うが、 社員は、有給や育休を労働者の権利として一方的に利用するだけでなく、 社員全員が、職場全体の課題として、これらを考える必要がある。 社員の権利行使が、職場の存続をあやうくしたのでは、何にもならない。 園長の行為は露骨だが、そうしなければならない状況だったのではないかと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[言わせてもらうぜ] カテゴリの最新記事
|
|