カテゴリ:雑学
70数年の長い人生の間、少なからぬ紙幣を数えたことが何回かある。 銀行員だったことも、両替商の経験もないので、 紙幣を数えるのは得意ではない。 100枚と言われても、自分で数えると99枚だったり、101枚だったりして、 何回も数え直した経験がある。 そんな経験の中、先日、持ち運び型の紙幣計数機に出会った。 「お札カウンター」と呼んでいるようで、電池で駆動する。 紙幣の真贋は判断しないが、枚数はしっかりとカウントするという。 「こんな機械があるんですね~ 世の中変わりましたね~」と言いながら、 ついつい、余計なことを口にした。 「どこかの国の悪者は、カウンターを操作して、1~2枚ごまかすでしょうね」と。 「そうですね・・・言われてみれば・・・あるかも知れませんね。 もちろんこの機械は正確ですからご安心を」 と、私が疑っているのではないかと心配するような答が返ってきた。 何とも真面目な人だ。 「あの国なら2枚、その隣の国ならなら3枚、ズルするかも・・・」というと、 ようやく、私の冗談が分かったようだったが、 「私は1枚にしておきます」と、やはり真面目な答だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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