カテゴリ:日本語
通院している大学病院のコンビニのイートインスペースで、 こんな貼り紙を見た。 コロナ禍での密接を避けるための案内だが、 この時期、椅子もテーブルも減らされているので、 貼り紙の絵を見れば、言わんとすることは分かる。 と言いながら・・・食べながら・・・貼り紙の文字を読んだ。 ん、言わんとすることは分かるが、「ご容赦ください」という日本語は、 このような場面で使うのだろうか、と思う。 椅子を移動すると密接になることもあるので、 「椅子の移動はご容赦ください ということなのだが、こんな日本語の使い方は見たこと(読んだこと)がない。 「ご容赦ください」というのは、自分の不手際の許しを相手に求める言葉だ。 失礼な行為をご容赦ください 子供の無礼をご容赦ください こう使うのが普通だろう。 ここで椅子を動かすのは、相手(客・利用者)だ。 相手の行為をご容赦願う相手は・・・誰なんだ、ということになる。 丁寧な言葉を使ったつもりなのだろうが、基本が欠落している。 「こんな日本語を書いたこと、ご容赦ください」である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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