カテゴリ:本
近藤誠著 エクスナレッジ 「がん治療に殺された人、放置して生きのびた人」を読んだ。 新聞の広告にあった本を、図書館で借りたもの。 多くの場合、新聞広告に載る本は、図書館でも人気で、 何人も待ちになるのだが、この本は、直ぐに借りられた。 タイトルが過激だから敬遠されているのだろうか? 私も少なからず、すごいタイトルだと思ったが、逆に読みたくなった。 そして、どんな経歴の人が書いたのかが気になった。 この手の本は、(自称)医療ジャーナリストが書いていることがあるが、 この本の著者は、慶応大医学部卒で、同大学の医師を定年まで勤めている。 その経験とデータから、がんはおできのようなもの、手術をするとがん細胞が暴れる、 健康診断で早期発見されると手術で苦しむ、放置した方が長生きの例が多い、 と書いている。 がん治療で亡くなった人(この本で言う・殺された人)として、 沖縄県知事だった翁長さん、元横綱千代の富士、小林麻央さん、米長邦雄さん、 渡辺淳一さん、逸見政孝さん、堀江しのぶさん、 など、多くの例を挙げている。 そして、1000人に一人の生還者として、鳥越俊太郎さんを挙げている。 また、この本には、「抗がん剤だけはやめなさい」という項目がある。 手術を断って抗がん剤治療を受けている身としては、読みたくない項目だが、 「がんは小さくなっても命は延びない」 「医者のホンネは、根治しない、時間がムダ、副作用がつらい」 とあり、頷いてしまった。 そして、水素だの、キノコだの、サプリだの・・・に惑わされずに、 多くの情報を手にして、自分で理解して判断するようにとも書いている。 確かに確かに、私もがんに効果があると本で読んで「紅豆杉」を飲んだことがあるが、 高血圧にも効く、リュウマチにも効く・・・などと、売らんかなの姿勢が気になって、 止めた経緯がある。 ということで、色々な本を読んでみることにした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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