カテゴリ:言わせてもらうぜ
ネットニュースから アカデミー賞の授賞式でのビンタ事件。 最初はスミスのビンタは当たり前、ロックの発言は不当、 とのニュアンスのニュースだったが、 時間が過ぎるにつれ、暴力は犯罪、という流れになってきた。 確かに暴力はいけない・・・という教科書的なことは抜きにして、 この機会に、ロックの発言は暴力、すなわち、言葉は暴力になる、 言葉は凶器になる、ことを訴えたい。 学校でのイジメ。その結果の自殺。職場でも起きる。 しかし、その都度、「イジメはなかった」と関係者は言う。 イジメ=暴力 として、目に見えることしか調査しないから、 このような結論になるのだ。 殴ったり蹴ったりするだけがイジメではない。 言葉の暴力、言葉という凶器を使った暴力こそがイジメの原点だ。 何年か前、女子生徒が同級生をナイフで刺し重傷を負わせた事件があった。 その時も、刺した生徒が悪い、ということで報道されたが、 女子生徒にナイフを用意させる怒りを生じさせたのは 言葉の暴力ではなかったのか、と考える。 昨今、SNS上の書き込みが裁判になるが、 これは、書き込みという証拠があってのことで、 これが言葉上のことだと証拠として残らないから、 「イジメはなかった」と結論づけられてしまう。 マスコミは、これを機会に、言葉の暴力、言葉は凶器、 について報道すべきだ。 そして、教育関係者も、殴る蹴るだけが暴力でないこと、 イジメの原点は言葉であることを教えるべきだ。 そして、関係者がアカデミー賞のオスカー剥奪や 映画界追放などをするなら、言葉の暴力は無くならない。 「言った者勝ち」になってしまう。 殿中・松の廊下の刃物事件も、事の始まりは言葉による暴力だ。 刑法の「暴力」は、「物理力の行使」と定義されているが、 言葉の暴力もここに加えなければならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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