カテゴリ:今さら聞けない
茨城県ひたちなか市に反射炉を復元した遺跡がある。 茨城は我がふるさとなのだが、この遺跡を知らなかった。 いや、遺跡どころか、反射炉さえも良く知らなかった。 反射炉は溶鉱炉のひとつ、太陽熱を集めて鉄を溶かす、 という知識だった。 そんな凄い反射炉が茨城にあるんだ。 そんな技術が江戸末期にあって、大砲を作ったんだ。 いつかは見に行ってみたい。 そう思っていた。 この長い思いが実現したのは、今年。 墓参りのついでに、反射炉の遺跡を見に行った。 遺跡を訪ねて、最初に思ったのは、 太陽光を反射させる鏡がないじゃないか。 この高い塔の間に、反射板があるんじゃないのか・・・ そう思いながら、説明書きを読んだ。 なんと、この2本の塔のような物は、煙突だといいい、 どこにも反射板のことは書かれていない。 じゃ、何で、反射炉と言うんだ・・・分からなかった。 説明書きをよく読むと、炉の天井で熱を反射させて、 仕切りの向こうの鉄鉱石を溶かす、とあった。 鉄鉱石を炉の上部から火中に落として溶かすのではなく、 炉の天井で反射させた熱で鉄鉱石を溶かすのが、 反射炉だとある。 そうなんだ・・・反射炉って、そうなんだ・・・ この歳になって、今頃になって、初めて知った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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