働けど働けどわが暮らし楽にならざり、これがタクシー労働者の実態だ!
じゅんぺい1960さんのブログより転載します。1.昨日、全自交労連の方と交流しました。 昨日は全自交労連の方と交流しました。 本当に生活保護以下の生活実態! これがまざまざと報告されました。 そして、そのことを作ったのが小泉純一郎の規制緩和です。以前は台数等も需給調整されて、各県ごとの許可制でしたが、小泉がやった「規制緩和」によって新規参入が容易になり、雨後の筍のように新しい、タクシー会社が参入し、さらにタクシー運賃も今までは地域で同じ運賃としたいものが自由化になり、下がるところも出てくる中、大きなしわ寄せを受けたのがタクシー労働者です。 タクシー労働者は昔から低賃金・長時間労働だったわけですが、この規制緩和でさらにそれに拍車がかかっています。全国の例でいくと1995年のタクシー乗務員の平均年収は403万4300円円です。全産業男性平均は559万9800円で格差は156万5500円でした。それが2006年には、タクシー乗務員3,288,900円です。全産業男性平均は5,546,000円となんと格差は226万5700円までに広がっているのです。全産業男性平均では5万円の減収にとどまっているのに対して、タクシー労働者は70万円近く下がっています。 さらに青森県では1995年にタクシー乗務員の年収が2,920,700円に対して全産業男性は、4,121,000円と格差は1,200,300円だったのが、2006年には2,059,200円と200万円を切る寸前まで行き、全産業男性の3,784,600円と比べると格差は172万5400円に広がっています。 それに輪をかけているのが歩合制です。タクシー乗務員の多くの労働者は歩合制されて、売上によって生活が左右されますが、バブル崩壊以降の景気の低迷と際限のない新規参入業者により、営業収入は下がり、したがってタクシー乗務員の賃金も下がってきています。しっかりとした固定給がないと本当に最低賃金ギリギリの賃金しか入ってこないのです。いやいまや多くのタクシー乗務員が最低賃金以下で働いているという実態も出てきています。 これをもたらしたの小泉の規制緩和です。 いまや、タクシーの2割の車が稼働していない状態だそうです。全自交労連の方は、きちんと需給調整をやって賃金も固定給を中心にしたものにしていかないとタクシー乗務員の生活保護以下の賃金というのは、改善されないといいます。 ちなみにタクシー運転者の年収が低い県のワースト5は、1位 沖縄県 181万2700円2位 宮崎県 188万9千円3位 高知県 204万5700円4位 青森県 205万9200円5位 岩手県 211万5900円です。 本当に、国に規制へと政策を転換させていかないかぎり、タクシー労働者の生活実態は改善されません。 皆さん、このタクシー乗務員の実態を見ると、タクシー運賃の値上げに怒っていらりますか?オラはタクシー乗務員の賃上げになるなら、もう少し上げてもいいと思っているくらいです。いずれにしても需給調整をしてタクシーの台数を減らすことから始めなければどうにもならないと思います。みなさんはどう思いますか?全自交労連のホームページはこちらです。3.皆さん、止めよう再処理!青森県内各ブロック学習会に参加してください。オラも入っている青森県反核実行委員会で3月10日から、原子力資料情報室の方を講師にお招きして、止めよう再処理青森県内各ブロック学習会を開催いたします。入場無料なのでどんどんご来場くださいね。 日 時 ブロック 講師 会場3月10日(月)18時半 (下北) 澤井 正子 むつ来さまい館 3月11日(火)18時 (上十三) 澤井 正子 上北教育会館 3月12日(水)18時 (三八) 澤井 正子 三八労働福祉会館 3月10日(月)18時 (西北五) 西尾 漠 五所川原市中央公民館 3月11日(火)18時 (弘前) 西尾 漠 弘前市民会館 3月12日(水)18時 (東青) 伴 英幸 青森県労働福祉会館 3月13日(木)18時 (南黒) 伴 英幸 平川市民センター 演題については、すべての統一演題で「六ヶ所再処理工場になぜ反対するのか」です。