屋台「あほたれーの」
寅さんほどではないにしても、全国各地を旅した私にとっても、福岡は初めて見る土地。福岡での晩御飯は、屋台でとろうと決めていた。九電本社前での抗議行動の後、しばらく辺りを徘徊して時間を潰し、屋台のオープンを待った。その時、入るなら此処と決めたのが、屋台「あほたれーの」。私に相応しい、まるで私のために付けられたような名前だ。前日6日に、一山いくらの、埒もない女の子たちが人転がしに踊らされる「AKB総選挙」なるものがあったとかで、「あほたれーの」の先客もその流れのようであった。それにしても電気・ガス・水道完備とはまさに屋台のためのスペースである。マスターに聞いたら、地元の人間は3割で7割は観光客、しかも地理的な関係で韓国からの観光客が多いとの事である。この屋台も、町興しに一役も二役も買っているようである。さて、お値段のほうだが、瓶ビール1本、酎ハイ3杯、天麩羅の盛り合わせ、ガーリックチャーハンで〆て3200円。屋台は安いと思っていたが、これだけ注文すれば、やはりお値段もそれなりになるようである。