「2009年7月の読書記録・小説・エッセイ部門」
今回は、2009年7月に記事を書いた本のリストです。番号は、記事をアップした順番で、印象に残った本には☆マークをつけています。78.倉知淳『猫丸先輩の空論』79.歌野晶午『放浪探偵と七つの殺人』80.筒井康隆『脳ミソを哲学する』81.歌野晶午『正月十一日、鏡殺し』82.森博嗣『MORI LOG ACADEMY 1』83.舞城王太郎『Smoke, Soil or Sacrifices 煙か土か食い物』 ☆84.歌野晶午『館という名の楽園で』85.森博嗣『100人の森博嗣』86.土屋賢二『人間は笑う葦である』87.歌野晶午『さらわれたい女』88.大崎梢『配達あかずきん』 ☆89.舞城王太郎『The Childish Darkness 暗闇の中で子供』90.土屋賢二『ツチヤの軽はずみ』91.土屋賢二『棚から哲学』92.司凍季『首なし人魚伝説殺人事件』93.司凍季『蛇遣い座の殺人』94.舞城王太郎『世界は密室でできている。』95.土屋賢二『汝みずからを笑え』95.黒田研二『ふたり探偵―寝台特急「カシオペア」の二重密室―』96.司凍季『湯布院の奇妙な下宿屋』97.マイケル・ドリス『朝の少女』 ☆98.土屋賢二『ソクラテスの口説き方』 7月は、なんと22冊の小説・エッセイの記事を書きました。最初の4~5冊は6月末に東京旅行に行ったときに読了あるいは読み進めていましたし、7月は土日に2~3冊ずつ読み、土屋先生のエッセイを枕もとの友にしてどんどん読んでいましたので、これくらいの冊数にもなるなぁと、自分でも納得しているところです。 さて、今回は3冊の本に☆をつけました。 まず、舞城王太郎さんの『煙か土か食い物』。これは名作だと思います。ものすごい勢いと、終盤に主人公がどこか変化していく様子が、とても良かったです。 そして大崎梢さんの『配達赤ずきん』。大崎さんの作品を読むのは今回が初めてですが、本屋さんを舞台にした日常の謎が解き明かされていく妙を楽しみました。 さいごに、マイケル・ドリスの『朝の少女』。最初に読んだときにこれは好きな作品だと印象に残っていて、今回再読してもやはりばつぐんに面白かったです。多くの人が読んで、物語を味わい、楽しむと同時に、考えるきっかけになってほしい1冊です。 しかしこうして1ヶ月に記事を書いた作品のタイトルを見返すと、すでに内容を忘れてきているものもあり、ますます自分の記憶力が不安になります…。