原発問題を考える
原発問題を考える宮崎氏が原発抜きで映画を作りたいと話題になっているようですが私は非常に支持します。確かに今すぐには無理な課題も多いでしょう。反原発と声高に今言うのは簡単なことだけど実行するには多くの困難を伴うでしょう。でも、数年後・・・数十年後を目標に原発を使わない世界が出来ればそれがベストだと思うのです。まだまだ猛暑が続く日々今すぐの問題では、原発止める・・・これは電力需要の問題を考え難しいでしょう。ですから今はとりあえず準備期間、移行期間として安全が確認されたものから使うしかないこれが現状なのでしょう。一時の感情論でやめろ!というのはとても簡単な事です。しかし・・・その弊害として電力不足になる。皆で節電・・・これも限界があるでしょう。省エネ機器の開発金額がまだ高くて手が出せない・・・(我が家がそうです)原発関連で働いていて雇用を失う人たちの失業対策。1つの大きな会社がダメージを受ければその周辺のさまざまな地域産業にも影響が出ます。私の周囲では計画停電のために多くの会社が休み小さな喫茶店、飲食店が閉店をしました。つまり経済が冷え込むことにより地位全体がダメージを受けました。私たち世代は原発は安全でクリーンなローコストな理想的な発電そのように教えられました。しかしその数年後チェルノブイリの事故。でも、当時、ソ連は軍事開発にばかり手をいれ肝心な修理点検を怠ったためだから日本は大丈夫と報道されていました。しかし今回の事故。原発は安全ではなかった。事故が起きれば取り返しがつかなくなる。まして日本は地震国、火山国。いつどこでどのような地震が起きても不思議ではない。それでも原発は安全な場所に建てられているので・・・と言いつづけて来た関係者の報道。理想論かもしれないけどその理想を形にするために一人ひとりが努力し考え方を変えるのが大切では?と思います。努力すればある程度は変えられる。その力が集まれば大きく変えられる。何もしなかったら何も変わらない。先日見たCMで太陽発電は節電できますってCMがあったのですが息子とおもわず突っ込んでしまいました。太陽光発電はクリーンエネルギー。確かに原発のように危険ではないでしょう。でもパネルを作る素材とかはどうなの?今実用化できるものとしては良い選択だと思いますけど。でも節電とは関係ないのでは?自前の発電設備なので電気を買わないですむ。原発の電気を使用する量が少なくなる。でも、家庭で普通に使う電気の無駄をなくすのが節電。待機電力とか・・・エアコンの設定温度とか・・・窓に遮熱フィルムを張るとか・・・そういう努力をする事で節電しないと意味がないでしょ?まぁ、自家発電設備を取り付けた結果無駄な電気を使わないという意識が生まれ結果として節電になったという話は聞きますけど太陽光発電=節電これって単純すぎませんか?地域によっては風力発電に適した地域とか地熱発電に適した地域とかもあるようなのでそれらを設けることで将来的に火力や原発に頼らない社会を作るこれが今後の私たちの課題だと思うのです。我が家はクーラーを持っていないので(欲しいと思うのは1年のうち1週間程度)そういう立地条件なので夏より冬のほうが大変なのですが・・・人間、慣れれば慣れる物です。私が子供のころどこの家にもエアコンは無く扇風機が当たり前。エアコンがあるのはスーパーとかデパートとか新しい大きな病院くらい。エアコンは無いのが当たり前。それでも夏場の室内、38度とかになって暑い・・・と言いつつもそれなりに楽しく過ごしていました。今みたいに熱中症で・・・なんて人はお年寄りくらい。それも、寿命だねいい往生だねって言われて・・・ところがどこの家にもエアコンが普及し28度で暑いと騒ぎ・・・先日さすがの私も暑いと思ったので温度計を見たら33度。しかし・・・その日一日だけで慣れたらそれ以上になっても今日も暑かったねで特別暑いとは思わず・・・温度計は35度を超えているのに・・・結婚当初、今まで暖かな場所に居たのが高冷地に来て冬場の寒さに耐えられず・・・毎日電気ストーブやファンヒーターを抱くような感じだったのですが当時の設定温度は33度。それでも寒くて寒くて・・・これではいけないと思い翌年は自分自身に28度よりも上げないと決め・・・1年ごとに徐々に設定温度を下げました。現在は冬の温度設定は15-18度。おかげで灯油の消費がかなり減りました。一気に温度設定を変えてしまうと大変ですがマイルールとして少しずつ設定のハードルをあげていくことで最終的に無しでも・・・は無理かもしれませんが設定温度を変えることは出来ます。今年の夏は急なことで難しいと思いますが正しい節電知識を身につけ残暑を乗り切りたいと思います。