予期せぬ花見三昧<2>
予期せぬ花見三昧の後、帰宅の電車に乗り、神奈川県に突入した頃、何か眠い気が…。気づいたら鎌倉にいました。戻る上り電車は終了。ありゃ~!と思ったが、やっちまったもんは仕方ない。鎌倉の桜も観て行こう…という訳で、鎌倉駅近くの“段葛”(だんかつら)と呼ばれる桜並木道へ。この道の入り口には鳥居があり、ずーっと先には鎌倉八幡宮があります。昔は神社の敷地だったのでしょうか?桜の季節は提灯でライトアップされています。昔はこの道の上でお弁当を広げる人などみかけましたが、今はこの道にステイしてはいけない事になったそうで、歩いている人しかいません。地元の人らしき自転車に乗った人やら、お勤め帰りOLさんらしき人もぶらぶら。写真を撮ろうと試みる中年カップルもいました。試みる、というのは、どうやっても撮るのが難しいのです。三脚が必要です。フラッシュをたくと、左の様に撮れるのですが実際はこういう見え方です。モヤモヤしたのは加工でも心霊写真でもなく、ナイトモードでシャッターが遅く、手ブレが出ているだけです。リアルな見え方を撮るには、シャッターを押してからしばらく動かずにいなければならない訳です。違いはこれ。同じ場所です。皆、どうにかリアル写真を撮ろうと道にたたずんでました。一人でぼーっと立ってる人、数名、何だろう?と思いましたが自分も同じくたたずむ人となりました。↑これでも充分奇麗です、月が出てます。でも、実物はもっと奇麗なので何とか写真に収めたい!一人で変な姿勢で静止する人々が点々と出る訳です。結局は、こういう低い場所にあるカタマリを、シャッターを使い写して妥協して皆帰るのでした。『鎌倉に来たんだぞ!』記念を撮ろうとムキになる。何枚撮っても、気合いが入りすぎて睨み顔だったり、凄い形相だったり。そもそも風で髪ぐしゃ、化粧も落ちてる~!そんでも意地になり頑張る。狛犬さんと一緒に写ろうとしたけど…右の写真程度。結局、私が一番長くここにステイしてた気がします。え~、そもそも私はこの道を通り、小学校へ通っていたのでした。当時はちっとも有り難みを感じませんでした。嫌でも毎年見る風景ですから。観る機会がなくなり、急に有り難くなった桜。鎌倉駅に戻りタクシーを拾ったのは終電から1時間以上経ってたと思いますが、乗り場にはちゃんとタクシーが数台待機してましたさすが観光地。